日曜日にようやくお雛さまを出しました。
子どもが小さい頃は母娘三人、華やいだ気分でお雛さまを飾り付けたものですが、中学生・高校生ともなると子どもも忙しくてなかなか手伝ってもらえません。
毎年「今年はもういいかなあ」と思いながら、2月の終わりになると「やっぱり出そう」ということで、押入れの一番奥からひっぱり出してくるのです。
今年は長女がいっしょに飾り付けをしてくれました。
ドールハウスが好きな長女は、小さい頃からお雛さまのお道具が気に入ってたようで、小さい頃のそんな思い出話をしてくれました。
私は三人姉妹の末っ子ですが、自分のためにお雛さまを飾ってもらったことは一度もありません。
おぼろげながらお雛さまの白い顔と、天井にとどきそうな御殿が飾ってあった雛壇は覚えているのですが、それも幼稚園へ入るか入らないかの頃のことなのでしょう。
年の離れた姉たちが大きくなると、祖母の食堂を手伝い始めた母はお雛さまを飾る暇も余裕もなかったのだと思います。
私に長女が生まれたとき、実家の両親と問屋さんに行って選んだのが、写真にある木目込み人形のお雛さま。
華やかな緋毛氈の七段飾りのお雛さまより、こじんまりとして愛らしく、こちらに決めました。
お雛さまとはずっと縁のなかった私が、子どもたちののために雛人形を毎年飾り、お寿司をこさえて雛まつりを祝うようになりました。
ほんとは子どものころにこんな思い出がほしかったなあ、と少し苦い思いもあるけれど、子どもには雛まつりの思い出をつくってやれてよかったと思っています。
今日は雛まつり
子どもたちはふたりとも期末試験中、あるいは試験前ということで悲愴な顔をしていますが、大好きなイクラをのせたお寿司とイチゴのデザートをつくって雛まつりを祝ってやろうと思います
ところで、今年節分に豆まきするのを忘れた我が家。
家族の体調がどこかすっきりせず(肉離れに腰痛、アレルギー、めまい等等)、心のどこかで豆まきしなかったせいかなあ・・・と不安に思っている様子。
で、おとーさんと
「雛まつりと豆まきをいっしょにして、“雛まき”とか“鬼まつり”でもするか」
と冗談言ってたら長女に聞かれ、長女が友達にその話をしたらめっちゃウケたそうです。
一体どんな親だと思われているんだろう・・・
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