城崎へ行った翌週、今度は大学時代の友人たちの集まりがありました。
実は直前まで迷ってたんですよね。
2週続きの旅行はしんどいなあとか、2週続けて週末留守にするのはわるいかな・・・、とか
いろいろ考えてしまって。
でも、何とか日帰りでも行けそうだったので参加することに。
というのも、前回の集まりのとき他の予定と重なって出席できなかったというのもありますが、
今回は鯖江に集合し永平寺を散策するという計画になっていたからです。
(もちろん、大学時代の友人に会いたいというのは大前提ですよ!)
私の曽祖父は敦賀の出で、なんでも永平寺の流れをくむお寺にいたとか。
そのせいかわかりませんが、実家がお世話になっているお寺も曹洞宗。
なので一度はお参りしておきたいなあと常々思っていたのです。
(親の葬式を経験するまで、お寺の宗派を気にしたこともありませんでしたが)
福井県は同じ日本海に面するお隣の県で、我が家からは車で15分ほどで行ける海や
キャンプ場には毎年のように行っていました。
でも、JRで北陸方面へ行くとなると敦賀まで各駅停車しかなくて少々不便なため、
これまで嶺北には行ったことがありません。
なので、この機会を逃すと永平寺にはたぶん行くことはないだろうなあと思い、
日帰りで往復6時間近くかけても行ってみることにしたのでした。
(できれば一泊して、勝山の恐竜博物館まで行きたかった・・・)
さて、当日。
朝はいいお天気だったのに、敦賀をすぎるとだんだん雲行きがあやしくなり、
鯖江では残念ながら雨模様になってしまいました。
今回集まったのは11名。
まずは鯖江のめがねミュージアムを見学し、それから永平寺に向かいました。
だんだん、くねくねとした山道に入っていきます。
山々は雨に煙り、しっとり濡れた紅葉もなかなかいい感じ。
永平寺は大きなお寺で見どころはたくさんありますが、まずはこの絵天井を見てびっくり。
写真はほんの一部ですが、156畳の間の天井に230枚もの絵がびっしり飾られています。
彫り物も見事ですね~
山門に安置されている四天王。
大庫院の前にあった大きなすりこぎ。
なでるとお料理が上手になるとか!?
深山幽谷という言葉にふさわしい厳かな風景がひろがります。
上ばかり見ていたけれど、足元も苔の緑と落ち葉の赤のコントラストがきれいでした。
この後、みんなは宴会場へ。
私は残念ながらみんなに見送られて駅へと向かい、3時間弱電車に揺られ帰途につきました。
高校の友人と会うときもそうですが、大学時代の友人たちも会えばすっと当時に戻れて
普段は忘れている若いころの自分に会える、そんな不思議な時間を経験します。
はたから見るとおじさん・おばさんの集団でしょうが、自分たちはすっかり大学生の頃に
戻ってるんでしょうね~(笑)
以前はそんな友人たちに会うと、みんな現役でばりばり働いてていいなあ、羨ましいなあと
感じていました。
私はというと、会社を辞めて地元に戻り、結婚して主人の仕事を手伝いながら家事に子育て。
それぞれが実績を積んだであろう50代は、介護に悩みながら過ぎて行きました。
自分が何者かとか、何をしたいのか、などと考えだしたら落ち込むばかり。
ただひたすら、目の前の問題をひとつひとつ片付けていく、そんなことの繰り返しでした。
それでも、そんな経験があったからこそ、今の自由がとても貴重だと実感できるし、
年に一度友人たちと会える時間が楽しいし、送り出してくれる主人にも感謝できる。
昔からワガママで天邪鬼だった私も、そんなふうに思えるようにもなりました。
年を重ねると、体力がおちたり容姿が衰えたりと確かにマイナス面も多いけれど
(日々痛感してます)、最近なんというか、しがらみから解放される自由みたいなものを
感じることも多くなりました。
自分自身の、「こうあらねばならない」みたいなことから、「もう今さらいいやん」と
思えるようになった、というか・・・
逆に、「今さらもうムリ」とこれまでできないと思っていたことも、
「やってみたらいいやん」と軽く飛び越えられるようになれるかも。
60歳からはオマケの時間みたいなもの。
誰に気兼ねすることなく、これからは自分のことを楽しましょ。
~~~ もひとつオマケ ~~~
こちらは地元の紅葉の名所、金剛院。
たまには主人と(笑)
今年は秋を満喫できました~
実は直前まで迷ってたんですよね。
2週続きの旅行はしんどいなあとか、2週続けて週末留守にするのはわるいかな・・・、とか
いろいろ考えてしまって。
でも、何とか日帰りでも行けそうだったので参加することに。
というのも、前回の集まりのとき他の予定と重なって出席できなかったというのもありますが、
今回は鯖江に集合し永平寺を散策するという計画になっていたからです。
(もちろん、大学時代の友人に会いたいというのは大前提ですよ!)
私の曽祖父は敦賀の出で、なんでも永平寺の流れをくむお寺にいたとか。
そのせいかわかりませんが、実家がお世話になっているお寺も曹洞宗。
なので一度はお参りしておきたいなあと常々思っていたのです。
(親の葬式を経験するまで、お寺の宗派を気にしたこともありませんでしたが)
福井県は同じ日本海に面するお隣の県で、我が家からは車で15分ほどで行ける海や
キャンプ場には毎年のように行っていました。
でも、JRで北陸方面へ行くとなると敦賀まで各駅停車しかなくて少々不便なため、
これまで嶺北には行ったことがありません。
なので、この機会を逃すと永平寺にはたぶん行くことはないだろうなあと思い、
日帰りで往復6時間近くかけても行ってみることにしたのでした。
(できれば一泊して、勝山の恐竜博物館まで行きたかった・・・)
さて、当日。
朝はいいお天気だったのに、敦賀をすぎるとだんだん雲行きがあやしくなり、
鯖江では残念ながら雨模様になってしまいました。
今回集まったのは11名。
まずは鯖江のめがねミュージアムを見学し、それから永平寺に向かいました。
だんだん、くねくねとした山道に入っていきます。
山々は雨に煙り、しっとり濡れた紅葉もなかなかいい感じ。
永平寺は大きなお寺で見どころはたくさんありますが、まずはこの絵天井を見てびっくり。
写真はほんの一部ですが、156畳の間の天井に230枚もの絵がびっしり飾られています。
彫り物も見事ですね~
山門に安置されている四天王。
大庫院の前にあった大きなすりこぎ。
なでるとお料理が上手になるとか!?
深山幽谷という言葉にふさわしい厳かな風景がひろがります。
上ばかり見ていたけれど、足元も苔の緑と落ち葉の赤のコントラストがきれいでした。
この後、みんなは宴会場へ。
私は残念ながらみんなに見送られて駅へと向かい、3時間弱電車に揺られ帰途につきました。
高校の友人と会うときもそうですが、大学時代の友人たちも会えばすっと当時に戻れて
普段は忘れている若いころの自分に会える、そんな不思議な時間を経験します。
はたから見るとおじさん・おばさんの集団でしょうが、自分たちはすっかり大学生の頃に
戻ってるんでしょうね~(笑)
以前はそんな友人たちに会うと、みんな現役でばりばり働いてていいなあ、羨ましいなあと
感じていました。
私はというと、会社を辞めて地元に戻り、結婚して主人の仕事を手伝いながら家事に子育て。
それぞれが実績を積んだであろう50代は、介護に悩みながら過ぎて行きました。
自分が何者かとか、何をしたいのか、などと考えだしたら落ち込むばかり。
ただひたすら、目の前の問題をひとつひとつ片付けていく、そんなことの繰り返しでした。
それでも、そんな経験があったからこそ、今の自由がとても貴重だと実感できるし、
年に一度友人たちと会える時間が楽しいし、送り出してくれる主人にも感謝できる。
昔からワガママで天邪鬼だった私も、そんなふうに思えるようにもなりました。
年を重ねると、体力がおちたり容姿が衰えたりと確かにマイナス面も多いけれど
(日々痛感してます)、最近なんというか、しがらみから解放される自由みたいなものを
感じることも多くなりました。
自分自身の、「こうあらねばならない」みたいなことから、「もう今さらいいやん」と
思えるようになった、というか・・・
逆に、「今さらもうムリ」とこれまでできないと思っていたことも、
「やってみたらいいやん」と軽く飛び越えられるようになれるかも。
60歳からはオマケの時間みたいなもの。
誰に気兼ねすることなく、これからは自分のことを楽しましょ。
~~~ もひとつオマケ ~~~
こちらは地元の紅葉の名所、金剛院。
たまには主人と(笑)
今年は秋を満喫できました~
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