ほぼ是好日。

日々是好日、とまではいかないけれど、
今日もぼちぼちいきまひょか。
何かいいことあるかなあ。

我が家のリフォーム物語 〈ね、そろそろリフォームしようか〉

2018-12-11 | リフォーム
10月31日から始まったリフォームが3週間近くかかって終わりました。
念願の薪ストーブも設置し、あったかスローライフを満喫しております♪






まだまだ片付けの途上・・・なのですが、覚書として我が家のリフォーム before afterを
記録しておこうと思います。




  
       **       **       **





30年前、私が主人と結婚して住むことになったのは、義父母が建てた1階が事務所で
2、3階が住まいになっている庭のない鉄骨の建物でした。
数か月ほど義父母や主人の祖母と同居した後、3人は近所で大きな庭のある平屋を借り
引っ越していきました。

それから12年後、義父母は家を新築しました。
そのとき、将来私たちもここに住むことになるのかなあと、いう思いはうっすらと
よぎったような気がします。
でも、その後私たちも事務所の住まいをリフォームし、子供部屋もつくり、
西日のあたるキッチンに閉口しながらも親子4人暮らしてきました。
そして、義父が亡くなり、子どもたちが巣立っていき、いろいろあって・・・
ちょうど5年前のこと、義母と同居する決心をしたのでした。

それまでいつかは家を新築したいという思いはずーっとあったものの、娘二人が進学し、
授業料と仕送りを6年間続けるうち、その夢もだんだん遠のいていき・・・
義母と同居を決めた時点で決定的となりました。
もうこれで家を新築する夢は途絶えたんだ、と。

でも、そんな寂しさを感じたのも一瞬のこと。
義母宅の引っ越しの準備、そしてその後の大変な生活のせいで、住まいに対する夢や憧れは
すっかり吹っ飛んでしまいました。
これまでブログにも少し書いてきましたが、この家での生活は私たちのスペースも限られ、
不自由で、“くつろぐ”とか“安らぐ”というにはほど遠い日々。
とにかく今日一日が平穏に過ぎていくことを願いながら過ごす毎日でした。

それでも、ずっと憧れてた一枚板のテーブルを買ってからは、いつか薪ストーブをつけたいね、
そのときはキッチンもリフォームしてね、という会話も生まれるようになりました。
その“いつか”はずっとずっと先で、本当にやってくるのだろうか、と思えるほどの
微かな希望でしたけれど。

同居して数年の間に義母の認知症はだんだん悪化していきました。
私自身もうどうしていいかわからなくなり、家族とも相談し悩んだ結果、義母をグループホームで
みてもらうという決断をしました。
すぐに申し込みをし、入居の連絡が入ったのはその翌年。
これでよかったのかどうかわかりませんが、私としては重い重い肩の荷をやっと下ろせた
という思いでした。

その後しばらく何もせずぼーっとした状態が続きましたが、だんだん自分たちの将来、
つまりは老後を考える余裕が出てきました。
事務所と家にしまいこまれた大量の義父母の持ち物の片付けに時間を費やしながら、

 自分たちは娘にこんな苦労はさせたくない、いらない物は自分で処分しよう、
 老後に向けてすっきりしよう。
 そして、暮らしやすく居心地のいい家にしたい。
 のんびり本を読んだり、散らかしっぱなしにできる自分のスペースが欲しい。
 せっかく庭があるのだから、もっと自然を感じられるようにしたい。
 娘たちが帰ってきときくつろげて、みんなが集える家にできたらいいなあ・・・
 
あきらめかけていた家に対するいろんな思いが膨らんで、漠然とではあるけれど
だんだん形になっていきました。
新築でなくても、今あるこの家をもっと住みやすくしたい。
今なら以前思い描いていたような、自分たちの住まいをつくれるかもしれない。
そして主人に言ったのです。

ね、そろそろリフォームしようか。



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