おもしろい本を読んだとき、身近にその本のことを話せる人がいたらうれしいものです。
我が家では私も子どもたちも同じような本を読んでいるので(つまり私が児童書を読んでいるわけですが)、話し相手には事欠きません。
絵本から始まって、子どもたちがはじめて児童書を読み始めて以来ファンの岡田淳(今でもこそあどの森のシリーズは読んでいます)、ハリポタ以降はファンタジー、中学生くらいになると森絵都、荻原規子、あさのあつこなどなど。
ときには夕飯のときに本の話で盛り上がって、おとーさんひとり話についてこれず・・・なんてことも。
高校生になった長女が最近村上春樹にはまっているのですが、若いころから村上春樹を読んでいた私にしたらびっくりするやら、うれしいやら。
こういう本を手にとるような年になったのだなあ、と感慨深いものがあります。
ところが、それからが大変。
長女に感想を求められても、ほとんど内容を忘れていてしどろもどろ・・・
こんな母にあきれた長女から、「お母さん、とりあえずこれをもう一度読み」と手渡されたのは
『風の歌を聴け』
『1973年のピンボール』
『羊をめぐる冒険 上下』
私が二十数年前に読んで茶色く変色した文庫本4冊。
それには長女が鉛筆でひいた線があちこちにありました。
この年になって、若いころ読んで感動した本をもう一度読むというのは、少し複雑なものです。
当時感動したのは若いから共感できたという部分もあるだろうし、若いころの自分とは変わってしまった今の自分をつきつけられているような気もするし、今の自分がどう感じるのか試されているようでもあって・・・。
読み出すまでは確かに気が重かったのですが、でも、読み始めるとさすが村上ワールド。
今読んでも少しも色褪せてなくて、新鮮なまま。
この年で読んでも、いやこの年で読んだからこそせつなくて、心が痛くなるようで・・・。
さすがに一気に4冊はきついので、1冊読んでは違う本で気分転換(?)。
で、昨夜ようやく全部を読み終えました。
一番ショックだったのは、ほとんど内容を覚えていなかったこと(おいおい)。
『羊をめぐる冒険』のラストはかなり衝撃的です。
普通読んでいるうちになんとなく思い出すのに(耳のきれいな女の子とか、ドルフィンホテルとか、羊のいる牧歌的な風景写真とか)、この最後の結末を読んで「えっ!?」と驚いた自分に「えっ!?」と思ってしまいました
当時の自分は一体何読んでたんだろうって。
おもしろくて一気に読んだことは覚えているのに。
長女に薦められなければ、読んだつもりで全然わかっていなかった村上春樹の初期3部作。
今また羊男と再会できてよかったと思っています。
というか、村上ワールドの袋小路にまた足を踏み入れてしまったみたい。
次は『ダンス・ダンス・ダンス』かなあ。
ところで昨夜私がこたつで本を読んでいると、長女も本を持ってきて読み始めました。
私の本棚にあった村上春樹の『スプートニクの恋人』。
これがまた新品同様で・・・。
えっ、これって読んだっけ
・・・・・・・・・・
そんなに古い本ではないはずなのに、読んだかどうかすら全く記憶にない母でありました。
我が家では私も子どもたちも同じような本を読んでいるので(つまり私が児童書を読んでいるわけですが)、話し相手には事欠きません。
絵本から始まって、子どもたちがはじめて児童書を読み始めて以来ファンの岡田淳(今でもこそあどの森のシリーズは読んでいます)、ハリポタ以降はファンタジー、中学生くらいになると森絵都、荻原規子、あさのあつこなどなど。
ときには夕飯のときに本の話で盛り上がって、おとーさんひとり話についてこれず・・・なんてことも。
高校生になった長女が最近村上春樹にはまっているのですが、若いころから村上春樹を読んでいた私にしたらびっくりするやら、うれしいやら。
こういう本を手にとるような年になったのだなあ、と感慨深いものがあります。
ところが、それからが大変。
長女に感想を求められても、ほとんど内容を忘れていてしどろもどろ・・・
こんな母にあきれた長女から、「お母さん、とりあえずこれをもう一度読み」と手渡されたのは
『風の歌を聴け』
『1973年のピンボール』
『羊をめぐる冒険 上下』
私が二十数年前に読んで茶色く変色した文庫本4冊。
それには長女が鉛筆でひいた線があちこちにありました。
この年になって、若いころ読んで感動した本をもう一度読むというのは、少し複雑なものです。
当時感動したのは若いから共感できたという部分もあるだろうし、若いころの自分とは変わってしまった今の自分をつきつけられているような気もするし、今の自分がどう感じるのか試されているようでもあって・・・。
読み出すまでは確かに気が重かったのですが、でも、読み始めるとさすが村上ワールド。
今読んでも少しも色褪せてなくて、新鮮なまま。
この年で読んでも、いやこの年で読んだからこそせつなくて、心が痛くなるようで・・・。
さすがに一気に4冊はきついので、1冊読んでは違う本で気分転換(?)。
で、昨夜ようやく全部を読み終えました。
一番ショックだったのは、ほとんど内容を覚えていなかったこと(おいおい)。
『羊をめぐる冒険』のラストはかなり衝撃的です。
普通読んでいるうちになんとなく思い出すのに(耳のきれいな女の子とか、ドルフィンホテルとか、羊のいる牧歌的な風景写真とか)、この最後の結末を読んで「えっ!?」と驚いた自分に「えっ!?」と思ってしまいました
当時の自分は一体何読んでたんだろうって。
おもしろくて一気に読んだことは覚えているのに。
長女に薦められなければ、読んだつもりで全然わかっていなかった村上春樹の初期3部作。
今また羊男と再会できてよかったと思っています。
というか、村上ワールドの袋小路にまた足を踏み入れてしまったみたい。
次は『ダンス・ダンス・ダンス』かなあ。
ところで昨夜私がこたつで本を読んでいると、長女も本を持ってきて読み始めました。
私の本棚にあった村上春樹の『スプートニクの恋人』。
これがまた新品同様で・・・。
えっ、これって読んだっけ
・・・・・・・・・・
そんなに古い本ではないはずなのに、読んだかどうかすら全く記憶にない母でありました。