自衛隊と韓国軍、協力強化へ…北・中国けん制(読売新聞) - goo ニュース
昨日の新聞紙面に、前原外相が、韓国マスコミに対して日韓同盟を望むと述べたとする記事が掲載されました。すぐさま外務省が否定する展開となったのですが、新年早々、”日韓同盟”とは、何とも奇妙なことです。
もし、日韓同盟が成立するとしますと、日本国は、事実上、朝鮮戦争に参戦したに等しくなります。南北両国は、38度線を挟んで停戦状態にあるに過ぎず、昨年の延坪島砲撃事件でも懸念されたように、偶発的事件から、突如、交戦状態に至る可能性も充分にあるのです。このことは、日本国の自衛隊は、現在の韓国軍と同様に、常時、臨戦態勢となることを意味します。この状況を考えれば、韓国側からの要請はあり得ても、日本国側が、敢えて韓国との軍事同盟を、自ら希望して相手国に提案するとは思えないのです。
韓国との間には歴史問題をめぐる軋轢や竹島の不法占領問題もあり、両国には、同盟の基盤となる相互信頼性が欠如しています。また、半島有事に際しては、日本国は、フリー・ハンドを維持する方が、状況に合わせて臨機応変に対応できます。日韓が安全保障問題で協力するとしますと、それは対中国包囲網の文脈においてに他ならず、その形態は、日韓二国間同盟ではなく、潜在的であれ、米国を中心とする対中多国間同盟となるのではないでしょうか。
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韓国との間には歴史問題をめぐる軋轢や竹島の不法占領問題もあり、両国には、同盟の基盤となる相互信頼性が欠如しています。また、半島有事に際しては、日本国は、フリー・ハンドを維持する方が、状況に合わせて臨機応変に対応できます。日韓が安全保障問題で協力するとしますと、それは対中国包囲網の文脈においてに他ならず、その形態は、日韓二国間同盟ではなく、潜在的であれ、米国を中心とする対中多国間同盟となるのではないでしょうか。
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