花の詩山の詩

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このブログは「花と山とを友として」の続編です

夏の川柳一句進呈

2015年07月23日 21時34分55秒 | 詩・俳句・短歌

オオバギボウシの花



イワタバコの蕾

夏、花を探して山道を歩けば、大粒の汗がしたたる。
やがて日が傾く頃、一斉に鳴き出すのはヒグラシ

その声は、そこはかとない寂しさを秘めている。
そこでNHKの気象予報士の南さんふう川柳一句

ヒグラシは、漢字嫌いで カナ(仮名)カナ(仮名)と

ヒグラシが 曙になく 山の道

にやり


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私の幼い頃、実家は山の中腹にあり、茅葺きの曲り家であった。
夏になると、大きな蚊帳(かや)をつるして、兄弟が並んで寝た。

ある時は、蚊帳の中に蛍を放して遊んだ
それほど蛍の多かった時代であった

寝相の悪い私たちは、いつの間にか蚊帳からはみ出し、嫌と言うほど
蚊に食われたりした。

あの懐かしき日々を過ごした実家の跡は、50年以上も見ていない。
もちろん一緒に暮らしていた馬も、時代の流れと共に消えた。