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『テイクフライト』

2007-12-07 23:00:56 | ├お芝居のこと



@国際フォーラム ホールC

演出・振付・訳:宮本亜門
出演:天海祐希・城田優・池田成志・橋本じゅん・小市慢太郎・坂元健児
   今拓哉・宮川浩・ラサール石井
上演時間:2時間40分(休憩15分)

何かがあろうと無かろうとやっぱり天海さんは好きな女優さんなので
チケット取った。

国際フォーラムのスペースの都合なのか、お祝いのお花飾ってなくて
名前の書いてある短冊型の紙が並んで貼ってあった。
天海さん宛てのなんと多いこと。
トヨエツからのもあってその字面が目に入ったとき一瞬ドキっとしてしまった

チケットがお高いのでA席にしたら3階席。
舞台が遠いというか随分高低差があるのね。
オペラグラス持ってきてヨカッタ。

物語は、女性として初めて大西洋横断に成功したアメリア・エアハート(天海さん)と
大西洋単独単独無着陸飛行をしたチャールズ・リンドバーグ(城田優)
人類初の有人飛行を成功させたライト兄弟(池田成志、橋本じゅん)
と、時空の違う三つの物語が交叉して進んでいく。

天海さんが女性初のパイロット役を演じるっていう前知識だけで観たので
時間軸の違うストーリーが同じ空間で同時に演じられているっていうのが
分かりにくかった。
前半はあやうく睡魔に襲われそうになってしまった。
でも休憩でストーリーを確認したらどうやら話が見えてきて
後半は十分に楽しめた。

実はそんなにミュージカルっていうのが好きなほうではない。
そんなら観るなよって話なんだけどさ・・。
やっぱりセリフが歌っていうのがなんか違和感あって話しに集中できないんだよね。
だから、セリフ調に歌うところよりもステージにでてる登場人物みんなで
合唱して歌うシーンの方が好き。
アメリアとリンドバーグ、ライト兄弟がそれぞれ夢に向かって
突き進む決心をする前半ラストの歌のシーンはトリハダものでした。

わたしは、歌が上手いかそうじゃないかって言うのがよく聞き分けられないんだけど
天海さんの歌は、“やっぱりすばらしいなー”って感じるときと
“アレ?そうでもないかも・・?”って思うときがあった。
でも後半はそんなことも感じずやっぱりステキだった。
なにより透明感のある声が美しい。

若くてイケメンの城田優くんは思った以上に声も出てて上手だった。
キレイな顔立ち。
背も高いし他の舞台も観てみたいな。

お気に入りの橋本じゅんさん、さすがに新感線のときのような存在感ではないものの
笑いもあるところはさすが。

分からないながらも一番歌が上手だと思ったのはアメリアのだんなさん役の
宮川浩さんって方。

アメリアとリンドバーグの飛行がシンクロするシーンは
ステージに青空が映って本当に空を飛んでいるみたいですごいなーと。

いつも空を飛んでいたいアメリアと彼女を心配するあまり飛ぶことを
やめさせよとする夫。
夫の思いに心うたれて世界一周飛行を最後にすることを約束するアメリア。
そこから始まる世界一周飛行のシーンは世界地図が映し出されて
迫力あった。
“遠くなる その都度 あなたに近づく”っていう歌詞が
このフライトの結末を知ってるとせつないく聴こえた。
消息をたつアメリア。
なんだか昔音楽で習った“イカロスの翼”っていう歌を思いだしちゃったよ。
高く飛びたくて太陽に近づきすぎてロウで作った翼が溶けてしまったイカロス。
悲しいなぁ。

物語は、ライト兄弟の飛行機が飛び立ったシーンで幕が下りる。
過去の人たちの絶える事のない夢と希望と好奇心が
空を飛んでどこへでもいけるっていう今を作ったんだなーと
思ったらちょっと感動してしまった。

ミュージカル苦手かもと思いつつ楽しい舞台でした。

わたしの好きなカーテンコール。
両手を翼のように広げた天海さんの腕の長いこと。
スタイルいいっていうより細すぎ。
舞台やってやせちゃったのかなー。

出演者みんなでオケピに向かってお辞儀をするのが印象的だったな。
あらためてオーケストラってカッコいいなーって思ったし。
オーケストラ、もし自分も入れるなら何の楽器やるか?!
って話になり、吉川やTOKIOのライブに呼ばれてちゃうかもな
バイオリンかサックスって結論。

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