ココロの手帳にメモっとこう

楽しかったこと
うれしかったこと
忘れたくないから心の手帳にメモしておこう

サヨリ

2008-01-13 23:50:07 | つれづれ
今夜の食卓には、腹黒なお魚、サヨリのお刺身


珍しく近所のスーパーに売ってたらしい。
サヨリって、わたしはお刺身でしか食べたこともみたこともないけど
吉川はまんま2匹買って、皮は塩焼にして・・なんて言ってたよな。

腹黒いけど美味。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『北斎 ヨーロッパを魅了した江戸の絵師』

2008-01-13 23:44:28 | 月イチ美博のこと

@江戸東京博物館



2006年に江戸東京博物館で肉筆浮世絵展を観てから
ちょっと気になる浮世絵
今日は『北斎展』に行って来た。

世の中、美術芸術好きな人って多いらしく、美術館の類はどこもいつも
混んでいるから今回も覚悟してたけど、11:30頃に到着したらやっぱり混んでいるー。
ひとつひとつ作品の前に立ち止まって観ようとしたら
いったいどんだけかかるか分からんので、わたしはささっと観て
気になったのだけじっくり観て来た。

本展は、文政年間(1818-1830)、長崎のオランダ商館長が
北斎に描かせててオランダに持ち帰った作品を日本に里帰りさせたもの。
北斎自らのではない、弟子たちの作品もいくつかあった。

展示のなかの解説では北斎の才能を、“想像力の豊かさ、デッサン力、画面の構築性
風や砂、水など常に形を変えるものを表現していた”と言っていた。

難しいこと、専門的なことはどうでもよくって、
北斎の残した作品の多種多様な数の多さに驚いた。
すごいなーと思うのは、その細かさ。
細かい着物の柄や魚のうろこまで、よくここまで指先で表現できるなぁと感動。

『東海道五十三次』と言えば、歌川広重らしいけど
北斎も五十三次を描いていたらしい。
広重がそこに季節や天気の風情を描いたのに比して
北斎の描いたものは人物が目をひくらしい。
ふむふむ、そうなんだ。

そして北斎と言えばの『富岳三十六景』
いろいろなところから見た、いろいろな富士の表情。
これを観ながら、やっぱり富士山ってすごいなーって思った。
このうちの一作、北斎と言えばの波がざっぱーんってなってる向こうに
富士が見えるやつ。
これは『神奈川沖浪裏』というらしい。
目にする機会が多いせいか、やっぱり足が止まる。
大迫力。

他にもシリーズもの(っていう言い方は合ってるか分からんが)で
『諸国滝廻り』という8枚ものや、『諸国名橋奇覧』なる11枚ものも
あった。
おもしろい。

それからやっぱりパワーを感じる肉筆画。
美人画が美しい。
当時の美人と今の美人はそりゃ違うけど、それでもなんとも色っぽく
艶っぽさを感じる。
なんなんだ、あのしなやかさは。

鷲も迫力あってよかったな。

あとは、今回30年ぶりに展示されたという『松下群雀図屏風』
松と楓、散るもみじと飛び立つ雀が描かれているんだけど
この雀がリアルで本当に飛んでいるみたい。
公園でお弁当食べてるときによくスズメがよってきて
すんごくかわいいから、なんだかスズメって親近感あるんだよね。

北斎は、“ザ浮世絵”的なものだけじゃなくて
絵手本とよばれる出版物もたくさん残していたみたい。
絵手本っていうのは、ようはテキストというか教則本みたいなものなのかな。
カット集みたいな感じ。
一筆画とか、櫛や煙管のデザイン集とかいろいろ。
おもしろかったのが『画本早引』っていう、五十音順の絵手本。
“ふ”の頁は、ふのり、福録、吹雪、福引
“わ”の頁は、別れ、若恵比寿、わがまま、とかが
絵であらわされている。
いいなー、おもしろいなー。
葛飾北斎ってこんなにいろんなものを残している人だったんだ。

この時代にしては珍しく、90歳越えるまで生きていら北斎。
すんごい芸術家なんだな。
偉大だー。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『茶々-天涯の貴妃』

2008-01-13 23:35:08 | └映画のこと
@シネマサンシャイン

監督:橋本一
原作:井上靖
出演:和央ようか・寺島しのぶ・富田靖子・高島礼子・余貴美子
   原田美枝子・渡部篤郎・中村獅童・松重豊・中村大樹・黄川田将也
上映時間:128分

織田信長の血を引き、豊臣秀吉の寵愛を受け唯一の子を持った茶々の
時代の波に翻弄された運命を描いた歴史ドラマもの。

日本史に興味がるのと、従姉妹が和央ようか好きなもんで観た。
予告で、和央さん演じる茶々が馬に乗っちゃって“戦えー”みたいな
ことになっちゃってるのを見て、ヤバイ・・・もしかして
インチキくさいB級作品か?とまったく期待せずに観た。
さらに¥800円のおとくチケットだったし。

しかし、思いのほか良くて、不覚にも軽く泣けた。
日本史は好きだけど、詳しいわけではないし、他にいろいろこの時代のものを
読んだり観たりしてるわけじゃないのですんなり受け入れられた。
史実をちゃんと勉強してる人からしたら、そんなんアリか?って
思うところもあったのかもしれないけど。
ある程度史実はおさえてあったのかな?
信長(松方弘樹)の妹、お市の方(原田美枝子)の三姉妹、
茶々(和央)、小督(おごう・寺島しのぶ)、おはつ(富田靖子)
お市が子を思う気持ち、姉妹がお互いを思う気持ち、
人質のような立場で豊臣家へと嫁いだ千姫の秀頼を思う気持ち
みんな時代という大きな流れにかかってはどうにもならないんだなと
観ていてせつなかった。
秀吉に秀頼以外に嫡子がいたら、歴史は変わっていたのかな。
秀吉が側室にしたのが茶々でなく小督やおはつだったら・・・と
歴史にはありえない“もしも”をつい想像してしまう。
茶々は本当はどんな人で何を思っていたんだろう。

和央ようかさんは、他の役者さんと較べるとやっぱりちょっとセリフまわしが
舞台っぽい感じがしたけど、存在感はあるし、立ち居振る舞いは
キレイだし、今後どんな方面で活躍するのか楽しみだったりする。
最後、大阪城が落城するときの高島礼子さんはさすがの迫力。

パンフを見ると、衣装代だけで1億円
京都の伏見桃山城を大阪城に改装しての撮影には2ケ月1億を費やし
ラストの大阪城炎上のシーンは全高5m総工費2千万のミニチュア模型で
撮影したそうだ。
うーむ、すごい。
そのセットと着物、ミニチュア模型をじっくり見せて欲しい。

最後、秀吉の残した大阪城と一緒に滅んでいった茶々が
あの世でお市の方に再会するシーンは、もう一度会えてよかったねーと
思わず泣けた。

いつかまた大阪城を見るときはまた違った目線で見ちゃいそうだ。

歴史は奥深いなぁ。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする