ココロの手帳にメモっとこう

楽しかったこと
うれしかったこと
忘れたくないから心の手帳にメモしておこう

浅草お散歩

2009-01-25 23:43:05 | もっとほかのこと
路地裏ダイヤモンドってほどではないけど、歌舞伎の前に浅草界隈の足跡めぐり。

浅草、久しぶりだけどおお賑わいだねー。
雷門前なんてすんごい人だらけだよ。

まずは、ごはん。
『尾張屋』でおそば。
天ぷらがおいしいってことなので、天せいろ。



海老ちゃんが大きいねー。
ぷりぷりでうまい。
さらに尻尾がうまい。

仲見世をひやかして、お参り。



お天気よかったから、五重塔がキレイ。



浅草寺の本堂の屋根ってこんなに大きいんだ。




仲見世からわき道にそれた伝法院通りにもかわったお店がいろいろ。
キッカワがお母さんにツゲの櫛を買おうかなーと言ったお店とか、
江戸切り子のお店とかね。

『路地裏ダイヤモンド 第24回』

昼間っからイッパイやってる人がたくさんいる通りには、
PATI-PATI『晃司がゆく』vol.9で通りかかった牛スジ煮込みのお店はきっとここ。



それから足をのばしてカッパ橋の方へ。
業務用スーパーは、バケツみたいな大きさのタレとか、
いろんな食材が大量売りしてておもしろい。
あと、サンプルのお店とか。

包丁やさん



カッパの河太郎



喫茶店『エノモト』



渋いなー。
昭和の純喫茶って感じですか。
立ち寄ってお茶飲んだけど、お客さんは競馬に夢中のおじさんが数名。
なんか異次元ワールド、あなたの知らない世界だったわ。

『路地裏ダイヤモンド 第25回、26回』

歌舞伎のあとは、通称ホッピー通りの『浩司』ってお店にてイッパイ。
お店の軒先をビニールで囲った、オープンエアな感じがいいね。
ふだん飲むお店とは違った雰囲気が楽しい。
お店の人も元気だし。
煮込みとか、げそ焼きとか、素朴なメニューがいいな。

よく聞くけど、ちゃんとは飲んだことなかったホッピー。



焼酎をビール風味の炭酸で割ったものらしい。
さっぱりしていた。
キッカワのココロのバンマス、ホッピー神山さんの“ホッピー”は
ここから来ているのか?

浅草、いろんなものがひしめきあって楽しい街。
この歌舞伎も、ホッピーも、この歳になって“初めて”なことがあるって
楽しいな。

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新春浅草歌舞伎

2009-01-25 23:06:54 | ├お芝居のこと


@浅草公会堂

第二部
15時半開演
一.一本刀土俵入り
二.京鹿子娘道成寺

今まで、コクーン歌舞伎と、“社会人のための歌舞伎講座”なんていうのでは
観たことあったけど、本格的な歌舞伎を観るのはこれが初めて。
お誘い感謝。

新春浅草歌舞伎は若手中心の歌舞伎ってことらしく、
ポスターには6名の方のお顔。



市川亀治郎
中村勘太郎
中村七之助
尾上松也
中村鶴亀
市川男女蔵
もちろん出ている方はもっとたくさんいるんだけどね。
男女蔵さんってなんてお読みするのやら?と思ったら、
“おめぞうさん”でした。

浅草公会堂の中に入ると、浅草銘菓や和小物の売店がたくさんあって
にぎやか。
なんかお祭り感覚、みたいな感じ。
お着物を着たかたも目立つなー。

初心者なんでイヤホンガイドもかりてみた。
このイヤホンガイド、幕間には出演者のQ&Aが聞けたりするんだけど、
席を立ってしまうと雑音が多くて聞けないのが難点。

演目の前に、“お年玉”という年始のご挨拶がありました。
中村鶴亀(きかく)さんがお出ましになって、
口上っぽい言葉を言ったあと、がらっとフツーのしゃべり口調にかわって、
舞台から客席に降りて、いわゆる公開番組とかの“前説”みたいな
感じでおしゃべり。
で、最後はまた歌舞伎口調でびしっと決めてくる。
歌舞伎役者さんなんだから当たり前なんだけど、
よく通る声がかっこいい。

一つ目の演目は、『一本刀土俵入り』



出来が悪くて興行先から帰らされた相撲取り見習いが、
世話になった旅籠の酌婦に恩返しをするっていうお話。
この相撲取り見習いが勘太郎さんで、酌婦が亀治郎さん。
大河ドラマでの武田信玄や、Qさまでの学ラン姿からすると
亀次郎さんが女形っていうのは意外なんだけど、
これがまたみごとに女。
前半は酔いどれ、後半は行方知れずだっただんなを思う女性を
演じていた。
声は亀次郎さんなんだけど、しぐさがまったくの女性。
勘太郎さんは、前半はへなちょこなんだけど、後半では
りっぱな人になっていた。

物語とは別のところで不思議だったのが、場面の変わり目で
いったん幕を引いて舞台セットを変えるってところ。
舞台上でとんかちの音聞こえてくるっていう。

最後に、勘太郎さんが決めゼリフを言うのがカッコよかった。
1時間ちょっとの芝居のすべてがその一言のためにあったかのような。

長めの幕間のあとは、二つ目の演目『京鹿子娘道成寺』



こちらは、お芝居というよりは舞踊。
白拍子に中村七之助さん。
これがまー、美しい。
着物の引き抜きも何度かあって、目にも美しい。
着物の引き抜きなんて軽いイリュージョンだよ。
プログラムを読むと、この着物は相当の重量らしい。
途中、小坊主たちの踊りも入るんだけど、
1時間ほど、踊り続ける七之助さん。
なのに息が乱れる様子がみじんも感じられない。
動きが本当にしなやかで、やわらかくて、艶っぽい。
手に笠や鳴りものを持って踊ったり、手だけで表現する手踊りっていうのがあったり、
あきさせない。
ミュージカルでいうところの、オケじゃないけど、
謡いと鼓、笛、三味線を演奏する方々。
こちらも聴きごたえあり。
こういう古くからの音楽って、日常で聴くことはないけど、
こうして聴くと、やっぱりなんだかココロに響く。
すごいなーと思ったのは、オケと違って指揮者がいないこと。
よくあわせられるなー。

最後、鐘にのぼるところは、美しくかっこよかった。
拍子木の音がいいな。

歌舞伎はカテコってないんだー。
コクーンのときはあったけどな。
コクーン歌舞伎を観たときに、ふつうの歌舞伎とどう違うのかなって思ったけど、
コクーンの方が演出が現代っぽいというか、エンターテメント色が
強いんだね。

『一本刀土俵入り』の最後のきめセリフのところで、桜吹雪が降ってきたんだけど、
あれがもしコクーンだったら、もっとどっかんどっかん大量に降らせるとか。
一昨年見たコクーンの『三人吉三』ではものすごい紙ふぶきに
椎名林檎さんの曲がかかったりしてたもんね。

そこまでエンターテイメントな感じがなくても、なかなか楽しめた。
今度は市川海老蔵さんが観てみたいなー。
コクーンもあれば絶対行こうっと。

いまや、パリやニューヨーク、ロンドンでたくさんの外国の方にも
楽しまれている歌舞伎。
日本の誇れる伝統、大事にしていかないとね。


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