何かをあきらめたり、何かを失った人たちが、
NY、東京、パリでフルマラソンを走る物語。
2008年~2010年にアシックスのWEBサイトで行われていた
キャンペーンのために3人の作者が書き下ろした3作品。
フルマラソンを走る話であり、人生のリ・スタートの話でもある。
どれもよかったなぁ。
なんかちょっと感動しちゃったりして。
三浦しをん著の「純白のライン」で、
社長の娘を監視するためにニューヨークシティーマラソンを
走ることになった広和が、
初めて訪れたNYの街を走りながら、
見知らぬ人に無条件で声援をおくるというマラソンの不思議な力を感じるところ。
確かに、わたしも何度か東京マラソンを観に行ったけども、
全然知らない人を応援して、ハイタッチとかしちゃって。
不思議だなーって感じていたんだよね。
応援される側はもっとその力を感じるんだろうか。
何気なく借りて読んだけど、気持ちよく読めました。
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