原キョウコ ダンスセラピーラボ

ダンスセラピーという手法を通して心身の解放をサポートし、心と身体と魂をつなぐことを目標に、研究を重ねている場です。

なぜか今感謝の気持でいっぱいなんだ。

2011-04-13 | 徒然なるままに
震災からこの一ヶ月、
毎日の報道に一喜一憂して来た。

そして、
これ以上災害が広がりませんように、
被災地の方が絶望しないでおられますように、
亡くなった方の魂が今は安らかでありますように、
原発の現場で身を挺して働いていて下さる方が
どうぞ守られますように、
子供たちの未来が守られますように、
と毎日のように祈った。
祈ることで、気分が落着くという効果もあった。


今日は
シンプルに、自分の気持の内側の奥底まで見つめてみた。


すると、
意外なことに
この美しい地球に生まれて来たことへの感謝の気持でいっぱいになって、
涙が出て来た。
悲しいとか、嬉しいとかではない涙。
震災以後、こんなに涙が出て来たのは初めて。

この一ヶ月、
辛い気持でいっぱいだったので、
感謝の気持が出てきたことにびっくりしている。

そして、
自分が死ぬそのときまで、
ひとが自分を正直に生きる、
ということのお手伝いをして
役立てたらなあ、とも思った。


わたしはがんサバイバーで、
二つのがん、5回の手術を経験している。

がんのプロセスからは、まだ3年ほどしか経っていないけれど、
一昨年や一昨々年、
生きているということは、本当に奇跡なんだなあ、と何度も思い、
そのたびに泣いた。
つらい手術や治療に耐えてくれた
この身体に何度も何度も感謝をした。
わたしの身体の一部は、
確かに「病」ということを引き受けてくれたのだ。

病室の窓の外には
大きなプラタナスの木があり、
眠れない夜などに窓外を眺めていると、
その樹の葉っぱが何かをささやいていてくれるのを感じた。


自分のいのちと、
自然の中にあるいのちが、
触れ合った瞬間だったのかもしれない。


今は、この地球に本当に感謝している。


地震というカタチで、
地球は、貯め込んで来たエネルギーを
定期的に放出している。
大昔から。

それは、わたしの身体に病として起こったことと
規模こそ違うにすれ、
同じようなことかもしれない。


思えば、
訪れたいろいろな国や場所で
すばらしく、美しい自然を感じさせてもらった。
道ばたの、小さな花にも。
今年の桜にも。

そして、人類が、好き勝手なことをし続けてごめんなさい、という気持も同時に感じている。


レベル7といわれているこの状態から、さらにどうなるのかわからないが、
この危急のときに、こんなに感謝でいっぱいになるのも、不思議な感じです。


金曜のワークショップでは、
参加された方々と
感謝の気持をシェアできたらいいな、と思っています。
「いのちの樹プロジェクト」

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「今」を生きよう~4/17のヒ... | トップ | <1992 地球サミット>セヴァ... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
なんか照れるけど (sae)
2011-04-14 17:17:09
ありがとうと言いたい
返信する
うん、 (キョウコ 原)
2011-04-14 23:44:03
saeちん

こちらこそ、
ありがとう!
返信する

コメントを投稿

徒然なるままに」カテゴリの最新記事