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御殿場集団強姦未遂事件の冤罪性。

昨日は、京都教育大の学生による準強姦事件について、大学の記者会見の模様を含めて数多く報道された。

また、昨日は、ドキュメンタリ宣言という番組が、いわゆる御殿場集団強姦未遂事件の3000日にわたる取材の総決算を放送していた。

テレビ番組の報道がすべて正しいとは思わない。最近では、バンキシャが、いい加減なニュースソースを鵜呑みにして報道し、謝罪をしている。

テレビ番組が100%正しいとは言えないことは、十分承知している。

しかし、こと、いわゆる御殿場集団強姦未遂事件に関しては、エビデンス提示型の正しい問題提起をしていると思う。

今から8年前の9月16日20時20分頃、御殿場駅近くの公園で強姦未遂事件が起きたとされる。

当日の同時刻、被害にあったとして警察に届け出た15歳の女性は出会い系サイトで知り合った会社員とデートしていたが、帰宅が遅くなったことを母親にド叱られることを恐れて、強姦されそうになったと嘘をでっち上げている。

その嘘のトバッチリを受けたのが、同じクラスの男子を含めた10名であった。

16日のアリバイがこの10名について全て確認出来た段階で、この女性は強姦されそうになったのは実は1週間前の9日であったと<突然の変更>を申し出た。

裁判所はこれを認めている。不思議だ。

当日夜の御殿場は雨が降り続き、公園の地面もひどい状態であった。

もし、犯行が行われそうになったのであれば、女性の衣類や靴が、雨に濡れ汚れていたはずだが、そのような証拠はない。

検察は、御殿場全域で雨が降っていたわけではないとした。

高等裁判所はこの雨問題に言及せず。被害女性の言葉と被告の自白(させられた)内容を信用し、有罪の判決を下した。不思議だ。

最高裁はこの4月に、上告を棄却し、被告人の有罪が確定した。懲役2年。

無罪であることを証明するためにテレビ番組での実名報道を許した男性2名は、妻子と離れ、今、獄中にいる。 

 

志布志に続いて、

<冤罪がまた一つ増えた。>

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