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タクティール・マッサージと赤ちゃんの頃。

昨日は、ゲスト講師をゼミの時間にお招きした。ゲスト講師は、日本スウェーデン福祉研究所の職員で、タクティール・マッサージのインストラクターをなさっている<大木明恵先生>

お酒の飲みっぷりも良い先生だ。

タクティール・マッサージはスウェーデンの看護師シービイさんが業務の中で開発した、<癒しの技法>である。

スウェーデンのタクティール・マッサージは、介護の付いた特別住宅において一般的に行われているので、逆にスウェーデンではこの名称を聞かなくなってきた。

ただこの技法の文化伝播はスウェーデン国内でも地域格差があるようで、<今日、タクティール・ケアやります。1時間マッサージを受ける人は利用料1時間100クローナいただきます!>というポスターを見かけたりもする。

75分間の中で、実は、日本も身体接触を生活の中に取り入れてきた<ふれあいの文化>の国です、とのコメントがあった。

先生は、ゼミ生に向かって、赤ちゃんの頃の家族との接触の思い出はありませんか、と問いかけていた。

私は別に大学生ではないが、自分の赤ちゃん時代はどうであったか思い出してみた。

まず最初に思い出したのだ、父親の頬ずり。まあ、それはそれは、痛かった!ひげが濃かった。

<何すんねん、ワレ!>と赤ちゃんの頃、言葉に発することはできなかったが(まだ言語発信デビュー前)、脳が叫んでいたに違いない。今でもその感触は残っている。

次に、近所に住んでいるMさんというお宅のお姉さんの背中の感触。

私が赤ちゃんでお姉さんは中学生ぐらいだったと思うので、そのお姉さんはもう70歳くらいか。

もちろん母親にもおんぶされていたはずであるが、2番目に思い出したのは、Mさんのこと。1時間や2時間の話ではない。一日中おんぶされていたように思う。

 

小生は、ハグは苦手だ。こっぱずかしい。

経験がないこともあるが、他人とハグすることは基本的にない。抵抗がある。

(泥酔状態でハグすることはあったかもしれないが、そもそも記憶がない。)

し、

<握手魔>である。

握手により、人とつながる心地よさは理解できるし、ハグと違って、こっぱずかしくない。

久しぶりに会った人と分かれる時は、だいたい握手してから分かれる。

この年齢なので、握手することを<忘れる>ことは最近の多くなったが・・・・。

握手は、小生にとっての<タクティール!>である。

 

 

 

 

 

 

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