La Ermita の記録

メキシコ隠遁生活の私的記録と報告
 @ユカタン半島。

早く里芋食べたい

2023年12月10日 | ユカタン諸々

工事でなく植物と村の様子を。

  ウアナの若木。

マヤの家の屋根を葺く「ウアノ」でなくて「ウアナ」。この記事の最後のほうに書いた、切り倒した巨木の若木なんだが、細い葉っぱみたいなものができて、その先にもっと幅広の葉が2枚出て、細い葉っぱは時間がたつと茎になる。なんとも奇妙な若木。落葉しないので、冬でも日中気温が30℃くらいまでは平気で行くこの辺では、いい日陰を作るんで重宝される。若木はいくらでも出てるので、必要なところに移動させたいが上手くいくかどうか。

 よくわからないけど芋系?

長芋や大和芋やレンコンみたいな葉の植物もたくさん植わってるんだが、こういうのは何だったっけ? とりあえず残して時間があるときにヒルベルトに聞く。ちなみに里芋を売ってるんだがコレか? 今が旬で、ここでは甘く煮たりつぶしてサラダにするみたい。来年、というか家が完成して自分たちの台所ができたら、煮っころがしを作る!

  綿系の植物。

葉がチャヤ に似てるんで「え?実がなるの?」と興味を持って見ていたら近所のお姉さんが出てきてそうだと言う。そのときは食べられるだの食べられないだの話して終わりだったんだが、中がどうなってるのかと改めて見に行ったらまたお姉さんが話しかけてきて、そこへおばさんが出てきて「なにバカなこと日本人に吹き込んでるんだ!💢」とお姉さんの首根っこを掴んで家に引っ込んでしまった。あっという間の出来事。漫才かと思ったw。

家に帰ってからよく調べたら、やっぱり綿系らしい。こんな湿度の高いところで綿が採れるとは知らなかった。チャヤの枝や葉とごちゃごちゃに絡まっていたんで最初わからなかったが、よく比べて見たら葉の形も少し違った。

 角を曲がった家。

少量の果物を集めて卸業者へ売るのか、庭先に集めた果物を積み上げていた。本日は甘いオレンジと、奥に赤いグレープフルーツ。

 プブリモト。

プブリシダ(=広告)のモト(=バイク)。毎日、果物を買い取るよとか牛を屠るよと大音声で流しながら通り過ぎるんだが、よく聞いてみたら、どこそこでするとの住所はバラバラだがアナウンスの声が同じなことに気がついた。聞いたら、こういう広告代理店wが村に3軒ほどあり、それぞれにクライアントとの連絡係、アナウンサー、バイクで村中を回る係がいるという。このプブリモトは、エヒード(農業共同体)の一般集会のお知らせを流しながら走っていた。柑橘類の出来について話し合うからみんな来てね、というアナウンス。

 サンドイッチョン。

サンドイッチじゃなくてサンドイッチョン。海辺の村でもときどき売っていた。どう見てもスポンジの代わりにパンを使ったケーキ?なので、食指が動かなかったが、ここでは料理できずに毎晩出前を頼んでいるのでバラエティ確保のために頼んでみた。

 きれいな写真 (c) Diario de Yucatán

ケーキみたいに甘くはない。食パンの周りに塗ってあるのはパプリカクリームで、中にチーズやハムを挟んだりする。内側の層にはパプリカでなく七面鳥のパテやグリーンピースのクリームを挟むバージョンもある。

メキシコ料理かと思ってたら、こちらもユカタン限定だと知った。味は、意外と美味しい。というか、この食パン、ビンボという南米まで販売網を広げる巨大パン企業のものなんだが、実にまずい。かといってしょっちゅうパン屋にも行けないので重宝する(要は保存料まみれ)。だが、このサンドイッチョンにするとクリームのおかげでその不味さが気にならなくなり、ホント、B級グルメ的に意外と美味しかった。



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