【2/21-24の作業】 二階の梁(続き)、屋根2層目、階段
コンクリのまぐさの上に梁。かわいそうなんで、相棒の背が高くなければそのままにしてドアは低いものを付けるというテもあるんだが、まぁ、無理というもの。間違えたんなら直さなければなりません。
最近近所で受注した別の現場が大人数体制の工程に入っているらしく、そっちの区切りがいいときに全員がこっちに来て、ぐるっと完成。
ちなみに、こんな小さい村でも、新築工事は多い。4LDKのうちでさえデカイ大きいと驚かれるような村で、みんなせいぜい10坪くらいの小さい家を建ててるか増築してるかだが、あちこちで工事している。で、その理由は、「米国に出稼ぎに行っている家族からの仕送りがある程度溜まったから建てる」ということらしい。ペソ高で仕送りが減ってるんだが行く人数で勝負…とか増えてるのかも。今度詳しく聞いてみる。
この後、マシヤと呼ぶ仕上げモルタルなんだそうだが、我々には馴染みのない素材である。ここらへんでは、屋根も外壁も内壁もこれで仕上げる。だいたい薄いベージュと灰色の中間みたいな色。暑さ対策で窓を減らしたんで明るい室内にするために白にしたいが、いろんな顔料(着色料)があるくせに白はなさそう。メキシコ人はごちゃごちゃ派手なのが好き。
それより問題は防水効果である。親方はあると言うが、海辺やメリダではモルタルの上に防水塗料というのが定番で、かつマヤ人の「うちそとの環境は同じで構わない」感覚にも気をつけなければならない。少しくらい屋根に染み込んだって頭の上から水が垂れてこなければよし…ということもあり得る。我々の常識は通じない。
それに関連するけどちょっと話がずれるが、メキシコではネットで調べることは結構大変である。多くの人が携帯、それもFBあたりの「本人曰く」な情報だけで生きているので、さらっと検索したくらいじゃ学術的中立純粋なデータを載せているサイトにはたどり着けない。日本だと、一般人の興味(だいたいが不安)という形で、中に怪しいのがあるにはあるが、とりあえず情報源付きの科学的データなんかもすぐに見つかる。マシヤという建材について調べるというような場合、ショッピング系の情報ばかりで、まじで知りたい情報に行き着くには手間がかかる。
一応、今年の雨季に様子を見て、必要なら防水塗料を後から塗るつもり。
こちらは階段の下は納戸になるので埋めない。海辺の家では片持ちだったが、メキシコ品質を考えて今回は普通の階段にした。この現場チームの鉄筋の組み方を見てると片持ちでも何でも大丈夫そうだが、どのみち位置的にオープンじゃない階段になったんで関係ない。
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