クリスマスは24日に祝って、年が明けて6日は三賢者の日である。よく分からないんだがキリストが生まれてラクダに乗ってきた博士たちだったか。新約聖書だと思うんだけどカトリックの国で祝うのが面白い。よく分からないけど。
で、スペインだと、確か子供たちがプレゼントをもらう日。イブにももらうのかは知りません。そしてロスコンというパンを食べるんだが、メキシコではロスカという。結構大きいのを大勢で食べる。メキシコに来て最初の年に食べたんだが、特に美味しくはないし、赤と緑の色がどぎついし、何しろ高い。年々高くなって、大都市では千ペソを超えるものもあるという。
なんとなく敬遠してたんだが、ユカタンの田舎ではガッツリ祝うらしい。
荷台に乗った人がお菓子を投げてくれる。日本でいうと神社での豆まきみたいな感じ。これがまた台数が多くて、各々が積んだスピーカーから音楽を大音量で流しながら村中を回る。
各々が自分の分を切り分けるんだが、そこにションベン小僧みたいな小さな人形が入っていると、2月にまた集まって全員にタマレスをおごるとかなんとか(ちゃんと調べてもいいんだが、どうせ2月に体験するので今は曖昧でよしとするW。あしからず)。人形というか、ニーニョという。エルニーニョも神の子という意味だったか?よく覚えてないけど、まあ生まれたキリストなんだろう。
10人くらいでバカでかいロスカを2つ、みんなは何度も、あたしは2回切ったんだが、2回とも当たった。あたくし、こういうくじみたいなやつ、いいのも悪いのもだいたい当たる。ビンゴとか罰ゲーム付きの何かとか。
ロスカ自体は、クリームチーズ入りのふわふわなパンで美味しかった。大都市などに住む人たちの写真や動画を見ていると、前に一度食べたロスカ同様、結構固そうに見える。
うちの村は何でも美味しいんだが、パンもそういうことなのか? 人形が入ってるかとギャーギャー騒ぐメキシコ人に付き合うのが面倒な上に美味しくないんで敬遠してたんだが、これなら2月のタマレス云々罰ゲームがあっても、食べてもいいかも。
それにしても、ルペ様の日もイベントしてたし、村役場では大きなクリスマスツリーの点灯日も祝ってたし、年末はアニョビエホをしてたし、今回はパレード。再来週は闘牛もある。闘牛というかカウボーイ技術大会なんだが、メリダやその周辺では、動物愛護のための禁止令に従ってもうやらない。海辺の村でも昔はときどきやってた(この記事の真ん中へん)が、うるさいガイジンが増えて中止になった。この村は都市型の娯楽が一切ない田舎なんで、歳時的・宗教的なことは全部、つべこべ言わずに祝うって感じ。なかなかよろしい。