La Ermita の記録

メキシコ隠遁生活の私的記録と報告
 @ユカタン半島。

オンライン茶会

2022年10月21日 | ユカタン諸々

実は2ヶ月ほど前に「あるイベントで茶道(本人の理解はともかく、外国人の言う sado)をしてくれないか」というコンタクトが来て、以前倶楽部に来て茶会をしてくれた友達に伺いを立てていた。この友人はとてもノリが良く、コロナによる日本への入国規制も緩んだので来てくれることになった。

そのイベントはメリダのある新築ビルのお披露目か何かで、他にも出し物があったんだろうと思うが、とにかく、お流れになった。で、友人と相談して別の場所を探したんだが、前からここで書いている仏像ホテルに声をかけてみた。相棒の闘病とコロナですっかり出不精になった(以前にも増して)ので近い方がラクかとw

 現在の仏像ホテル

建設中から何だ何だ?と騒いでいたが(我々が)、最終的に茶色い三角のところがメキシコ中華に毛が生えた感じのレストラン、右のヤシの奥がメキシコ料理&音楽のレストラン、敷地奥にマヤ風コテージが4戸か5戸くらい…という複合施設になった。それだけスペースがあれば、どうにかなるかも…と。

オーナー夫婦の奥さんのほうが日系二世、東洋の神秘(気とか瞑想とかの系統)かぶれで、なるほどそれでなんちゃって仏像なのであった。二世はあんまり関係…というか影響なくて、フツーにメキシコ人。

友人は、元々のイベント日程に合わせてチケット手配済みだったので、1日ずらして土曜開催にしたんだが、1週間くらい前に近くをハリケーンが通過、その後も前線停滞で予報が芳しくない。ユカタン人は雨が降ると途端に出不精になるので、いっそ…とオンラインにしてしまった。

 FBでの告知画像

 友人と助っ人

ティー・セレモニーを披露した後、この「家で楽しむ抹茶」。プラスチックのボウルででもちゃんと点てられるの、さすがとしか…。

ネットが弱いし機材も揃ってないので苦労したが、なんとか。でもやっぱり触って飲んでもらいたい。今度はそうする。あと、いいリハビリになったんで、これからはこちらからも機会を探っていこうと思う。

 アイス。棒の向きに注目。

メリダのショッピングセンターにて。パッションフルーツに、チャモイというメキシコの甘酸っぱいジャム?というかいろんなものにかけるドロドロしたサルサ?で、結構美味しかった。メキシコのアイスといえば、パレタがそこそこ知名度を得てきていると思うが、それの棒も普通に日本と同じ向きで、これは初めて見た。食べるのに特に支障はなし。冷凍庫にずらりと並んだアイスのうち1本を取り出すのは、こちらの方がラクそうだった。目から鱗。

 バニラエッセンス

彼女へのお土産。酒飲みなんでマヤのお酒にしようと思ったが、免税枠は自分で使いたいだろうということで。

ちなみにメキシコではバニラエッセンスをよく使う。ケーキなんか小麦粉の性質の関係で卵をわんさか使うんだが、おそらくバニラエッセンスを結構入れないと卵の味と匂いがきついんだと思う。バニラエッセンスって黒いのしか見たことなかったけど、あれはカラメルで色をつけてるんだそうです。クマリンというバニラとは別の香りづけのための添加物も、入ってないらしい。

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  死者の日の玄関アプローチ

ユカタンの死者の日は、料理も祭壇も映画『リメンバー・ミー』で出てきたようなのとはずいぶん違う。もっと静かで古い感じ。

で、バナナの葉で飾る祭壇はこれまでにもよく見てたんだが、こちらはあるショートムービーで見たもの。ご先祖様が迷わず来られるよう、家の外のアプローチにロウソクを灯すのだという。今でもこういうことする家ってあるんだろうか。内陸部の小さい村だとあるのかも。「メキシコの死者の日」というと、オレンジ色の花とか骸骨とか紙細工とかお菓子とか、やたらカラフルなイメージだと思うけど、本当にずいぶん違う。

このショートムービー、YouTube にあったので、見てください。ナレーションはマヤ語でスペイン語字幕入りのムービー。字幕機能は使えるようなので、ここユカタンの死者の日のイメージがなんとなくわかると思います。

 

El Pib



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