あるいは、去年焼けて、今年作れり。あるいは、大家滅びて、小家となる。 『方丈記』が現在の私たちに教えてくれる真理です。家というのは、何百年とそこに立つものではありませんでした。人はある程度の時間が経過すると、代替わりしていきますし、それは他人にとってはついこの間までのことなのに、当事者にはものすごい激動の時間だったりします。 家は、人よりはもう少しゆっくりではないのか、と思ったりもしますが、その寿 . . . 本文を読む
イタリアのベル・カント・オペラの巨匠ベルリーニの代表作に『ノルマ』という作品があるそうです。 キリスト教が広がる前の紀元前のガリア地方を舞台にドルイド教のシャーマンであるノルマとローマの将軍との悲恋物語なのだそうです。 そこで主人公のノルマが月の神に祈るシーンで歌われるアリアが「清らかな女神」という曲なんだとか。すべてライナーノーツの受け売りです。 聖なる老木に銀の光を注ぐ 清らかな女神さま そ . . . 本文を読む