同じような写真しか撮れないのに、あいかわらず鉄橋のそばに行くのです。そして、ピントもうまくあわないから、大慌てで1枚か2枚だけ写真を撮ります。
そんなだから、せいぜい何度も何度もねらうしかありません。
上りが、崖からわき出たみたいにすぐに現れて、すぐに鉄橋を走っていきます。写真はあまり撮れないけど、時計を見て、空を見て、トリを見て、通り過ぎる軽トラの人に見られ、遠くの道路を行き過ぎるクルマをながめる。
信号が鳴って、電車が近づく音がして、いよいよだと思う。これが楽しいのかもしれない。電車が来るのを待っているのだけれど、肝心の電車通過はほんの一瞬です。そして2枚くらい。もう写真よりも待つ楽しみみたいなのがあるのかなと思いました。
電車は、そんな私の苦労なんか知らぬげで、サラッと行き過ぎていきます。
ピントは合わないし、花粉は浴びるし、何もいいことはないけれど、でも、何だかうれしいのです。
向こうから来てくれるときも、うれしいです。自分もそこに乗って車窓を流れる景色をながめたいくらい、電車に乗りたくなります。
でも、私は鉄橋の下にいて、電車をながめるだけです。
そんなだから、せいぜい何度も何度もねらうしかありません。
上りが、崖からわき出たみたいにすぐに現れて、すぐに鉄橋を走っていきます。写真はあまり撮れないけど、時計を見て、空を見て、トリを見て、通り過ぎる軽トラの人に見られ、遠くの道路を行き過ぎるクルマをながめる。
信号が鳴って、電車が近づく音がして、いよいよだと思う。これが楽しいのかもしれない。電車が来るのを待っているのだけれど、肝心の電車通過はほんの一瞬です。そして2枚くらい。もう写真よりも待つ楽しみみたいなのがあるのかなと思いました。
電車は、そんな私の苦労なんか知らぬげで、サラッと行き過ぎていきます。
ピントは合わないし、花粉は浴びるし、何もいいことはないけれど、でも、何だかうれしいのです。
向こうから来てくれるときも、うれしいです。自分もそこに乗って車窓を流れる景色をながめたいくらい、電車に乗りたくなります。
でも、私は鉄橋の下にいて、電車をながめるだけです。