
今朝のNHKラジオのニュースで、日ハムの栗山監督の引退談話を聞かせてもらいました。監督の肉声ではなくて、コメントをアナウンサーが読みあげるものだったけれど、その内容は意外な感じがしました。
十年の在任期間中に、優勝2回、日本一1回、そして、大谷くんをメジャーへ送ったりと、それなりの成果は残したはずなのに、彼としては「もっと優勝できるはずだったのに、残念で申し訳ない」となるようでした。
第三者的には、よくやったのではないか、と思うんですけど、前任のヒルマン監督の時代は毎年優勝とか、日本一になっていたので、それを受け継いだのだから、もっと黄金時代が築けてもおかしくなかった。選手のアクシデント、流出などもあっただろうけど、投手王国ができてもおかしくなかったのに、いつの間にかBクラス専門のチームに逆戻りになりました。
栗山さんの思い描いていたものとは違う結果になったようです。「よくやった」と私なんかは思うけど、冷静に考えると、ヒルマンさんの遺産を栗山さんが食いつぶしたのかもしれない。でも、それなりに成果はあった、という所じゃないのかな。いや、いつだって悔いは残るかな。

私たちは、思い描いたものを手に入れているんだろうか?
たとえば、天皇家の皆さん、きっと国民の平安を祈ってくださってるはずですけど、家族ですから、すべてがすべて思ってた通りにはいっていないでしょう。
次男さんの一番上の子だって、こんなはずじゃなかったのに、こんな結果になってしまって、ご両親は悔しい思いを抱えているでしょう。でも、本人が好きと言うのなら、本人が納得しているのなら、本人の進みたいところへ進ませてあげる、それが親心というものなんですね。
真ん中の女の子、彼女も気になるけど、彼女はいろいろと考えている子だから、お姉ちゃんみたいな突発的なことはしないでしょう。でも、どんどん時間は過ぎていくから、今度は逆の心配もしなくてはならないし、下の子の行く末も心配だし、誰もこのご家族のことを考えてくれなくて、硬直化したアイデアしかないから、それに縛られてしまうのだから、ご家族全体でこれからの自分たちはどうあるべきなのか、ずっと模索は続くでしょう。
落ち着いて何かを考えたくても、イベントでは必ず呼ばれるから、そういう仕事を断るわけにもいかないし、メンバーはどんどん減っていくのに、仕事は減らないし、ずっと妥協と隠忍の日々だと思われます。申し訳ないくらいです。
でも、私なんかが代わってさし上げれるものでは〈絶対に〉ないので、ずっと政府の無策のしわ寄せを受け続けるでしょう。
人の運命を左右するのに、他人はその人のことはあまり考えていなくて、自分の利益を優先させているとしたら、昔も今も、下々のものの野望に振り回されるのが皇族の方々というのは、歴史の指し示す通りなんでしょう。申し訳ないことです。

今回の選挙結果は、国民の皆様が望んだことなんだろうか?
多数決とシステムの公正な運営で、先日のような結果にはなりました。けれども、十万近くの票を得た人が落ち、数万で当選するこのシステムに公正さはあるんだろうか。
何か間違っている気がするんです。
また、地元において、折角国民の皆さんが落とそうとした候補者が復活できるシステムなんて、これまた国民を裏切るようなシステムではないのだろうか。こんなに何でもありだったら、どんな投票行動があったとしても、結局は既存の権利者たちがぬくぬくと甘い汁を吸い続けるシステムになってないんだろうか。
そんなだから、国民の十人のうちの四人は投票しないことが起きたりするんじゃないのか。何をしても、結局は同じだったら、毎日の生活に追われている人々は、そんなムダなことをするよりも、日銭を稼ごうということにならないだろうか。

いや、そもそも私たちは、これからの未来社会に何のイメージも持ってないんじゃないのか? 適当にお金があって、家族がいて、それなりに暮らしていけたら、特に何も望むことはないよ。スマホがあって、ゲームができて、クルマを持って、家もローンで買って、適当に遊んで、戦争がなくて、それでいいじゃないの!
それくらいしか思い描いてないのではないか?
原発とどんどんたまっていく核のゴミはどうするのか? もし事故があれば、また再びその地域はずっとメチャメチャになるのに、これから数十年も、不安定な地盤の上で原発を運転していていいのか?
確かに、自然にドンドン燃えてくれるんだろう。燃えだしたら止まらないんだろう。ということは、コントロールできない力ではないのか? アンダーコントロールなんて、あり得ないことをウソで固めてるだけじゃないのか? いや、爆発寸前で常にギリギリセーフを「アンダーコントロール」と言ってるだけでは?

国の収入よりも多い借金を毎年続けていていいのか? 財政赤字は増え続けているけど、それは国の管理のもとで行われていることだから、赤字ではないのだ。国の財政は健全なのだ、そんなウソを何年続けるつもりなのか。
私が担当者なら、少しずつ減らすようにしてください。総理お願いします。これ以上無理ですと止めさせるけど、そんなことを言うヤツはすぐに左遷されるだろうし、私がそんな立場になれることもなかった。
かくして、世界一の財政赤字国は、いつかよその国にたたかれるまで、赤字ダルマになっていることだろう。私には止められません。

公務員を痛めつけることで人気を取って来たヤンチャ集団がいました。彼らはムチャクチャなことを、真面目そうに言う人たちで、ついついそれが真実のように聞こえてしまう人たちもいるようです。
それは、自分たちの足元を水浸しにすることで成立していました。何だかヤケクソ気分にみんなでなれたんでしょう。みんな、こんな苦しい状況にある。だから、あのヤンチャクレの人たちのあとについて、ガーガー騒いで突っ走れ! 何かおもしろいやないの! という関西人のノリは、今も続いていました。
それが、またどうなるのか、私は知りません。少なくとも私のまわりにはいてほしくない人たちです。そんなやかましい人たちは要りません。もっと未来のことを具体的に考えたい。弁舌だけがさわやかというか、強気というか、中身がないのをごまかす話術、そんなのに騙されたくないです。私の出身の大阪の人々はまだ全体として支持しているようで、これまた私の望む関西は遠く遠くなっています。

望むものなんて、本来は実現しないから、いつまでも望んでいるんでしょう。現実は苦いことばかりです。
何も望まず、私のやれることをしていこうと思います。