妻と一緒に春を探して、多気町の元丈(げんじょう)の館に行きました。9時から朝市をやっているということなので、ウチにしては珍しく、10時くらいに出発しました。トロトロ走って目的地に着いて、妻はおめあてのパン屋さんの人とお話を始めていました。
それで、私は1人で植物園の方へ入ってみました。白い梅の花が咲いていて、もっと何か春の花があるかもしれないと、奥に向かいました。それで、木の箱がいくつか並べられていて、「そういえばココに昔、ネコが何匹か共同生活していたのだな、今日はどうしたのだろう、まあ、どこかにいるかな」と奥に向かってみます。けれども、どこにもおらず、戻ってきたときにも、ネコの気配はありませんでした。
帰る途中で、妻に「ネコはいた?」とたずねられ、「いなかった」と答えたら、前はエサをもらっていたネコたちは、元丈の館が民間委託されて、名古屋の会社(?)が管理するようになったら、そこまで手が回らなくなって、ネコたちは相手にされなくなったのかもしれません。
また、ネコたちも生きるために、どこか違うところへ移転したのでしょう。どこかのおうちに入り込み、そのまま家猫になったか、それとも野生化したか、どうなんでしようね。けれども、せっかく何匹かで共同生活をしていたのに、それも終わってしまったのでしよう。少し残念でした。
家に帰って、妻が買ってきた「じゃがいものフォカッチャ」の写真を撮り、夕方のお茶の時間に「リンゴのタルト」を食べました。ありがたいことです。タルトは砂糖も卵も使っていない自然派のお菓子だそうで、ありがたくいただきました。でも、いくらだったのだろう? (200円だったそうです) まあ、自分のお金ではないから、奥さんにお任せしておきましょう。これまた、ありがたいことです。
じゃあ、俳句を作りましょう!
1 紅梅やネコたちどこへ行ったやら
2 白梅やオジサンたちの立ち話
3 ネコおらず梅のつぼみは白々と
4 青天に枝たれ桜の花はまだ
5 春浅し蔵より顔出すハダカの木
何か、とってつけたみたいな句ばかりです。
とにかく、少し春は見つけられました。
なのに、花粉は感じなくて、しあわせでした。
★ 季節は必ずめぐってきます。今年(2015年)はもう花粉症を卒業したのだ、と一瞬思いましたが、今日のあたたかな陽気で、しっかり花粉症になりました。もうティッシュの箱が手放せなくなりました。外へ行くということは、鼻をかむと同義になりました。