月曜の夜です。帰宅すると「YOUは何しに日本へ」を見ます。
今日は、ラオス、香港、日本などの世界を回ってワールドカップのブラジルへ行こうとするスペイン人、おでぶのダンスをする女子大生、台湾の中年姉妹など、特に印象に残る外国の人はいなかったけれど、とにかくわざわざ日本へ来ようという人たちは、私たちにあれこれと考えさせてくれます。
秋の夜の信号のうつろな感じを写真にとれないかなあ。
夕空と木々のシルエット、このメリハリはすばらしい。
民家の灯りが上手に写ってくれると、いいんですけどね……。
「何しに……」の後半には、盆栽を見に来たフランスの中年師弟が出ていました。盆栽は外国の人に改めて教えられている日本文化でした。私たちが見落としているものを簡単に拾ってくれる。こういうお互いの目のつけどころの違いを、みんなで発揮し合って、よりよい世界を作れたらいいですね。
とにかく盆栽は、奥が深くてなかなかその世界には入っていけませんけど……。
そのあとは家族に乾杯で、北海道の清里町を歩いていたようです。寂しそうな町並みがいかにも北の町みたいで、なんだかステキでした。あんな空間にわが身を置いてみたかったのです。現実逃避ですか。たぶんそうなのだと思います。
今日の夕暮れは一瞬でした。写真を撮ろうと思ってもカメラはないし、あっという間でした。ケータイがあると気づいた時にはもう、夕暮れは終わった感じでした。でも未練がましく西の空を撮りました。
1 鳥渡る日本の秋など知らぬげに
2 赤トンボ五右衛門さんの見得を切る
3 夕暮れや妻のケータイ電池切れ
4 野良猫は秋の虫など聞くのやら