私たちの生活の中で、人間ではないけれど、1つの人格として取り上げられる(くらい大切な)ものというのがあります。ペットであったり、愛車であったり、愛機であったり、愛用のモノであったりします。それらは人格ではないはずですが、個々の生活の中では、なんとなく1つの人格として扱いたくなるのです。
そうしたいくつかを取り上げてみましょう
◇ 次の擬人名(人の名前のような)ことばの意味を記号で答えなさい。……悪意のあることばもあります。地名を人格化しているものもあります。
①おさんどん( ) ②熊さん八っあん( )
③雲助(くもすけ)( ) →雲助タクシー・雲助根性
④a佐保姫(さおひめ)( ) その反対が、b竜田姫(たつたひめ)( )
⑤三助(さんすけ)( ) ⑥助ベエ( )
⑦田吾作(たごさく)( ) ⑧藤四郎(とうしろう)( )
[意味]
ア・春をつかさどる神。 イ・秋をつかさどる神。 ウ・飯炊き女。台所仕事。
エ・「素人」のこと。 オ・下町の代表的な住人。 カ・法外な料金を要求する人
キ・好色なこと。 ク・銭湯の雑用係。 ケ・田舎者の蔑称。百姓。
[ヒント]
①一日に三回ある食事のお世話をする人ということから生まれた言葉です。
②落語でおなじみ長屋の住人は何というお名前でしょう?
③お金をもらえばすぐ消えるからこんな言葉が生まれたんでしょうか。あぶく銭とか、悪銭身につかずということばだってあります。
④奈良の都の東の山と西の方の川の名前が人格化してしまいました。NHKの天気予報ではアニメ化されてます。
⑤いかにも腰が軽そうな名前です。軽快なフットワークは頼もしいです。
⑥どうしてこんな言葉が生まれたのか、研究しないとわからないですね。よく言われたものでした。
⑦(地方から都会への)「おのぼりさん」という表現もありました。都会の人はバカにするのが好きなんです。
⑧逆からよむと? 逆からいう言い方がなんだかイヤな感じです。これをオシャレと感じる感性がありました。
⑨ノンベエ( )
⑩火男(ひょっとこ)・野郎(やろう)( ) その反対が「女郎(めろう)」です。
⑪福助(ふくすけ)( ) ⑫骨皮筋衛門(ほねかわすじえもん)( )
⑬与太(よた)( )→「よたを飛ばす」 ⑭坂東太郎(ばんどうたろう)( )
⑮筑紫二郎(つくしじろう)( ) ⑯四国三郎(しこくさぶろう)( )
[意味]
コ・男をののしる時の語。 サ・うそ。ならず者。 シ・利根川のこと。
ス・福招き人形の一種。→背が低く頭の大きい人。 セ・やせた人のこと。
ソ・大酒飲み。 タ・宮川のこと。 チ・木曽川のこと。
ツ・筑後川のこと。 テ・多摩川のこと。 ト・吉野川のこと。
[ヒント]
⑨わりとストレートなネーミングです。そのまんまです。
⑩火をおこすとき口をとがらせて息を吹きかける顔のこと。
⑪江戸期にそういうキャラの人がいたそうです。見せ物にしていたというイヤな話を聞いたこともあります。
⑫見たまんまを表現。昔から人をけなすときにはストレートな言い方が多いです。デリカシーはありません。
⑬与太郎(おばかさん)、与太者(ふざけたヤツ)などという言い方があります。
⑭関東地方ナンバーワンの川は?
⑮九州で有名な川といえば? 大淀川、球磨川、遠賀川、そして……?
⑯四国でナンバーワンの川は?
[答え]……①ウ ②オ ③カ ④aア bイ ⑤ク
⑥キ ⑦ケ ⑧エ ⑨ソ ⑩コ ⑪ス
⑫セ ⑬サ ⑭シ ⑮ツ ⑯ト
[おまけ] 次の空欄に、人名のようなことばを答えなさい。
a【合点(がってん)( の助)】……「○○した(わかった)」と言う返事を人名のようにいったことば。
b【総領(そうりょう)の(甚(じん) )】……最初に生まれた子はあまやかされて育つために、他の子どもに比べて意気地がなくぼんやりしていることを皮肉ったことば。[既出]
c【名無しの( 兵衛(べえ))】……名のわからない人や物を擬人化していう語。
d【平気(へいき)の( 左)】……「へい」を重ねて語呂を合わせ、全く動じないこと。
e【自棄(やけ)の( 八)】……人名をもじり、「やけ」を強調する語。
→「わかった!」a 「のんき者やねー」b 「名前が書いてないよー」c 「平気だよ!」d 「もうヤケクソだい」e というようなことを言うために、昔はこんな言い方をしたんですね。
おかしいような、お調子者のような、不思議な言い方です。でも、現代のわれわれも何か作ってみましょうか?
[答え]……a・承知 b・六 c・権(ごん) d・平 e・やん
そうしたいくつかを取り上げてみましょう
◇ 次の擬人名(人の名前のような)ことばの意味を記号で答えなさい。……悪意のあることばもあります。地名を人格化しているものもあります。
①おさんどん( ) ②熊さん八っあん( )
③雲助(くもすけ)( ) →雲助タクシー・雲助根性
④a佐保姫(さおひめ)( ) その反対が、b竜田姫(たつたひめ)( )
⑤三助(さんすけ)( ) ⑥助ベエ( )
⑦田吾作(たごさく)( ) ⑧藤四郎(とうしろう)( )
[意味]
ア・春をつかさどる神。 イ・秋をつかさどる神。 ウ・飯炊き女。台所仕事。
エ・「素人」のこと。 オ・下町の代表的な住人。 カ・法外な料金を要求する人
キ・好色なこと。 ク・銭湯の雑用係。 ケ・田舎者の蔑称。百姓。
[ヒント]
①一日に三回ある食事のお世話をする人ということから生まれた言葉です。
②落語でおなじみ長屋の住人は何というお名前でしょう?
③お金をもらえばすぐ消えるからこんな言葉が生まれたんでしょうか。あぶく銭とか、悪銭身につかずということばだってあります。
④奈良の都の東の山と西の方の川の名前が人格化してしまいました。NHKの天気予報ではアニメ化されてます。
⑤いかにも腰が軽そうな名前です。軽快なフットワークは頼もしいです。
⑥どうしてこんな言葉が生まれたのか、研究しないとわからないですね。よく言われたものでした。
⑦(地方から都会への)「おのぼりさん」という表現もありました。都会の人はバカにするのが好きなんです。
⑧逆からよむと? 逆からいう言い方がなんだかイヤな感じです。これをオシャレと感じる感性がありました。
⑨ノンベエ( )
⑩火男(ひょっとこ)・野郎(やろう)( ) その反対が「女郎(めろう)」です。
⑪福助(ふくすけ)( ) ⑫骨皮筋衛門(ほねかわすじえもん)( )
⑬与太(よた)( )→「よたを飛ばす」 ⑭坂東太郎(ばんどうたろう)( )
⑮筑紫二郎(つくしじろう)( ) ⑯四国三郎(しこくさぶろう)( )
[意味]
コ・男をののしる時の語。 サ・うそ。ならず者。 シ・利根川のこと。
ス・福招き人形の一種。→背が低く頭の大きい人。 セ・やせた人のこと。
ソ・大酒飲み。 タ・宮川のこと。 チ・木曽川のこと。
ツ・筑後川のこと。 テ・多摩川のこと。 ト・吉野川のこと。
[ヒント]
⑨わりとストレートなネーミングです。そのまんまです。
⑩火をおこすとき口をとがらせて息を吹きかける顔のこと。
⑪江戸期にそういうキャラの人がいたそうです。見せ物にしていたというイヤな話を聞いたこともあります。
⑫見たまんまを表現。昔から人をけなすときにはストレートな言い方が多いです。デリカシーはありません。
⑬与太郎(おばかさん)、与太者(ふざけたヤツ)などという言い方があります。
⑭関東地方ナンバーワンの川は?
⑮九州で有名な川といえば? 大淀川、球磨川、遠賀川、そして……?
⑯四国でナンバーワンの川は?
[答え]……①ウ ②オ ③カ ④aア bイ ⑤ク
⑥キ ⑦ケ ⑧エ ⑨ソ ⑩コ ⑪ス
⑫セ ⑬サ ⑭シ ⑮ツ ⑯ト
[おまけ] 次の空欄に、人名のようなことばを答えなさい。
a【合点(がってん)( の助)】……「○○した(わかった)」と言う返事を人名のようにいったことば。
b【総領(そうりょう)の(甚(じん) )】……最初に生まれた子はあまやかされて育つために、他の子どもに比べて意気地がなくぼんやりしていることを皮肉ったことば。[既出]
c【名無しの( 兵衛(べえ))】……名のわからない人や物を擬人化していう語。
d【平気(へいき)の( 左)】……「へい」を重ねて語呂を合わせ、全く動じないこと。
e【自棄(やけ)の( 八)】……人名をもじり、「やけ」を強調する語。
→「わかった!」a 「のんき者やねー」b 「名前が書いてないよー」c 「平気だよ!」d 「もうヤケクソだい」e というようなことを言うために、昔はこんな言い方をしたんですね。
おかしいような、お調子者のような、不思議な言い方です。でも、現代のわれわれも何か作ってみましょうか?
[答え]……a・承知 b・六 c・権(ごん) d・平 e・やん