台風が近づいているというのに、私はのん気にマンガなんかを描いていました。
さて、何を描く？ というと、何だかヒガンバナの気分でした。
花なら、その花と関わる人間を描かなくちゃいけないのに、ついついワンコを描いてしまった。
さあ、どうする？
ワンコに吠えさせることにしました。何に吠えることにしよう？
ネコ、人間、子ども、お年寄り、チャイム（ワンコは夕焼け小焼けの町内放送が流れると、オルゴールみたいな音に負けないように吠えたりしますからね）、ああ、何にしよう？
そして、ついつい安易なヘビにしてしまい、ヘビに睨まれたカエルを助けたというありふれたオチにしてしまいました。
ああ、才能ないなあ。あまりにありふれた日常です。
でも、このままつまらない日々劇場を続けていきます。ツバメはもう帰ってしまいましたよ。3月まで５か月を過ごすために遠い旅に出ていったんですね。たいしたもんだ。マンガのねたになるかな。
