フェイクと真実とメディア

　世の中の人は、聞きたい情報・知りたい風景しか見たくないのです。だから、どうでもいいような情報が世の中にあふれ、たまにとんでもないニュースがあったら、みんな飛びつくようにできています。

　私たちは、たいていのことには驚きません。北朝鮮のミサイル、大臣の放言、沖縄の基地建設強行、もうありきたりのことで、誰も彼もが不感症になっている。

　本当は、だれかが北朝鮮に乗り込んで、「つまらないことはやめろ！　君たちは何がしたいのだ。国を続けたいのなら、みんなと同じようなつきあいをしろ。それが無理なら、せめて人の行き来くらい普通にさせてあげなさい。それも無理なら、自然消滅でもいいではないか」と言ってあげなくてはならない。

　だれもそんなアホくさいことはしないで、遠巻きにしている。そんなにまわりからプレッシャーをかけられたら、たまにはミサイルも飛ばしたくなるでしょう。

　アホな大臣を選んだのは、アホさんでした。いえ、アベさんでしたね。その人を選んだのは、私たちアホでいい加減な国民でした。どうしてそんな内実と知っているのに、選んでしまうのか、それは選ぶに値しない、優秀なエリートさんしか議員さんになれないからなんでしょうね。

　もっとありきたりの、それでいて従来の




★　もう１ヶ月前にここまで書いて挫折して、そのままになりました。

　フェイクニュースについては先日書きましたので、もういいです。

　ただ、私たちがだまされ続けるのが腹が立つし、だれもだまされていることを感じていないというのか、もうだまされたまま経済優先・一億総活躍社会で行くのだという雰囲気だから、悲しくなります。

　もちろん民進党にはもう愛想を尽かしています。共産党も力を集められないし、なにしろ志井さんしかいない党なんですから、ほんとに情けない。そうか、とっくの昔に国民は諦めたのですね。消費税がどうなろうが、国の借金がふくれようが、のんきな首相が外遊しまくり、放言しまくり、自分の関係業者だけを優遇しようが、もう私たちは諦めたのです。

　好きなようにやらせておくさ。どうせ、たいしたことは起こらないのだから……と。

　本当にそうなのだろうか。何も起きないのだろうか。

　日本は世界の中で孤立しないのか。こんなにたくさんの人が来てくれるけれど、本当に政治は世界最低レベルですね。悲しいなあ。