四月の東京の都知事選のとき、候補者は乱立しているし、何だかにぎやかで東京の人は盛り上がっているのかな? 挑戦する人たちはどれだけ現職に迫れるんだろう? 話題沸騰かなぁ?
(あとでふり返ってみれば、争点をごまかすために依頼された政治やさんたちがにぎやかに出ていただけだった。やつらの背後には混乱しているように演出するイベント屋たちもいたんでしょう)
ひょっとして新しい風が吹くのかな、なんていう根拠のない期待を私はしていました。それは見事に裏切られてしまいました(期待した私がバカだったのです)。
結果はあの通りで、どこのウマのホネなのか、枯れススキなのかわからない人が注目される始末でした。話題に困っているマスコミはその仕組まれたヒーローに飛びついたけれど、今となってはバブリー候補でしたね。たったの四ヶ月も持たなかった。また、出てくるかもしれないし、またみんな騒ぎ立てるだろうけど、根拠のない期待をしても、結局はだまされていた自分が腹立たしくなるだけです。そういうのに乗ってはいけないらしい。
それにしても、私たちは、N党みたいな人たちにもやらせてみようというくらいに、選挙において投票したい人に困っているようです。選択肢があまりになさ過ぎて、棄権したり、冷淡になったりしている。せめて、今の悪いやつらを排除するように動かなくてはならないのに。どうせ、どいつもこいつも悪いやつらなんだから。
東京の友人は、「こんなつまらない選挙」と、投票日よりだいぶ前、候補者が出たところですでにウンザリしていて、怒ってましたっけ……。東京のかなりの人たちはウンザリしていたんでしょう。公園の木々の伐採も反対してもどうにもならない、なんていう無力感があったのかな……。
さて今は、ニュースは明けても暮れても、台風10号が来ても、私たちにはどうにもできない「選挙」の二本立てでやっています。投票する権利はないのだし、そんなの報道する意味はないのだから、無視していればいいのに、そこにドラマがあるみたいにして取り上げている。
もちろん、ドラマはなくて、ただの多数決・利権争いです。もっと他に知りたいことがあるけれど、スポーツ報道にもウンザリだし、見ないというのが一番賢い方法かな。
そこへ、中国の偵察機が来ても、形式通りのことしかできない。政治をする人たちの中に、誰か中国の首脳部につながりのある人はいないのか? 型通りの抗議ではなくて、相手のウラ話を聞ける人はいないのか? ちゃんと相手を動かせる人はいないのか?
たぶん、いないのです。私たちと同じように、自分の生活のことしか興味がないから、誰が好んで中国にいろんなチャンネルを探すでしょう。仮想敵国みたいにして置いておく方が自分たちとしてはやりやすい。好きなことができる。私たちのまわりは敵ばかりなのだ、と思わせたい政治屋ばかりなんでしょう。お家の仕事としてやってる人たちは、何ごともお家大事なのです。そして、代々お家の仕事を続けていくし、もちろん私腹はたっぷり肥やすというところかな。
もっと、若い人たちが可能性を伸ばせる仕組み、年寄りが安心して暮らせるシステムを充実、地方を切り捨てないための人づくり、工事に頼らない経済対策、日々膨れ上がる財政赤字何千兆円、もう考えられない赤字の国、よくぞ潰れなくてやっていられるなあというところだけど、これも何かのきっかけで倒れてしまったら、世界恐慌を日本から生み出していく腹積もりなのか?
あの人たちにそんな構想はないでしょうけど、コツコツ地道に赤字を増やし、あとは何も知らない。その時は自分たちは死んでいる、とでも思っているのか。いや、赤字こそが経済を回しているのだと大威張りかもしれないな。
自分たちの選挙で騒いでいる人たちは誰も、政策ではなく、いかにして勝つか、それで頭がいっぱいです。勝ったら政治・政策を考えるのか? いや、次の自分たちの選挙のことを考えるのかなぁ。どこまで行っても自分大事でいくんだろうな。
期待したらダメだ! でもあの人たちしか選べないのだから、よりベターな人を選ぶだけなのかな。同じところに居座ろうとする人たちは排除しなくちゃ!