近ごろずっといいお天気の日が続いています。雨になるよと言われていた日だって、そんなに降らないで、わりとサラリと晴れた日に変わっていきました。
その代わりに、日本海側はくもりや雨、昨日の北海道などは積雪と、冬が始まりつつあるようでした。
よく言われるように、中間がそぎ落ちて、長い夏と冬があるだけで、ずっと暑い日々が続いたと思い、温暖化なのかなあ、昔の季節感が通用しないなと思っているうちに、コロリと冬がやって来るんですから、何だかホッとする時間がもらえていない。
私たちは、いつも暑いか寒いかのどちらかにいなくてはいけなくなりました。ちょうどいい時期というのを失いつつあります。極端にどちらかを選ばされている。
何だか毎日が落ち着いて過ごせられない、暑くてだるく、寒くて縮こまるのどちらかしかなくなってしまった。穏やかな季節の中で、じっくり一つのことに取り組めないのです。
仕方ないから、ものすごく暑い時に飛び出るか、寒い時に凍えるようにどこかに踏み出していくか、どちらかしかないようです。
私たち人間も、服で困ったり、食べ物に悩まされたり、どうしていいのか分からないことがあるんだなぁ。
朝、通勤で通る古墳のあたり、大豆がまわりに植えられていて、もう葉っぱもチリチリになっていましたし、黄色から茶色になりかけていました。この寒い中、大豆を熟成させるため、あいかわらず畑にある葉っぱたちに朝の光が当たっていました。これを白黒で撮れたら、キレイだろうなと勝手な妄想をふくらませ、イメージだけで満腹になってたけれど、もちろん、そんな余裕はなくて、そのままスルーしていきましたっけ。
少しだけ晩秋の雰囲気だったのかな。上の古墳の写真は、別の時に、松阪のお山たちと古墳のコントラストがおもしろいなと撮ったものでした。
表紙の葉っぱは、大豆ではなくて、うちの駐車場に広がるパッションフルーツで、うちの子のクルマは、サンダーバード2号のように、パッションフルーツの壁の中から発進するんです。その姿を見たことはないけど、これまたイメージとしておもしろいんです。まあ、私だけが勝手な妄想を広げているだけでした……。