昨日、お仕事から帰ってくるとき、ラジオを聞いていました。
今って、放送中にリスナーの人たちからいろんな反応をしてもらえるから、質問を投げかけたり、世論調査みないなものができたりするようで、この時のお題は、
国語・算数・理科・社会の中で好きなものなあに?
というものでした。
先生:それは国語ではないかな?
私:いや、私は社会の暗記をするのが好きだったなあ。そうしたむやみやたらの暗記がどこかでプイッとつながると、ものすごく楽しいじゃないですか。
と、孔子先生と話をしている場合ではありませんでした。
女の子バンドのボーカルの人がメインパーソナリティをやっている番組だから、リスナーも、若い人が多いし、今の若い人はどんな傾向にあるのか、少し興味がありました。
そして、結果が発表されると、1位はなんと、
なんと、算数でした。理由は、答えが決まっているし、これだ! と答えが出てくるのが楽しい、ということでした。43%の若い人たちが算数を選んだそうです。
そうか、算数は答えが1つだし、その1つを取り出す魅力があるわけなんですね。知らなかった。となると、答えが見つからないのは、ダメなわけだ。
2位は理科で23%(くらいだったかな)。これも、答えがハッキリしているのがいい。
今の若い人たちは、これだという1つの答えを導きだすのに熱心なんだ、知らなかったと、少しビックリでした。
だったら、国語はビリかな?
3位は、社会で18%ということでした。ビリは国語で16%くらいになるんでしょうか。
やはり、あいまいでモヤモヤする教科は、好きになれないという結果になりました。国語って、そんなにモヤモヤする教科だったんですね。
いろんな答えもありだし、いろんな見方だってできるし、後付けであれこれもっともらしく言えたりもするから、何だかウソくさいし、どこまで行ってもキリがないし、若い人にはあと味の悪い、スッキリしない教科になっているようです。
そうです。そんなモヤモヤする教科よりも、本をたくさん読むだけで、国語なんて必要ないのかもしれない。でも、肝心の読書は、風前のともしびになっていて、日本の読書文化は衰退したのかもしれません。
これから、どうなるんだろう。未来は、答えはひとつと決まらない場合はどうしたらいいのだろう。若い人たちは、それでも正解を求めて、他の意見を切り捨てて、一つに決めることを優先していくんだろうか。
いや、そんなことをつべこべ言わないで、世の中はいろんな意見がごちゃまぜにあるから世の中なんだよ、とだけ言っておこうかな。
いや、むしろ、一つに決められたら、私みたいなはみ出し者は困ってしまう。若い人たちだって、はみ出すこともあると思うんだけどな。