2008年の夏に、一度伊勢奥津まで行き、そこから大洞山のふもとの真福院まで延々と歩き、へとへとになって帰って来て、ヘトヘトついでに、伊勢比津まで山の中の道を歩き、そこからふたたび名松線に乗り込んだことがありました。
あの時は元気だったし、なんでもヒッチャカメッチャカにやっていました。まあ、歩き始めたら、変なアドレナリンが出て、足が痛くなるまでは気づかずに、何も食べないでも黙々と歩きます。本当に変なワタシです。
今は、年を取ったので、すぐにヘロヘロになるんですけど、歩くのは歩きます。花粉の季節も、暑い時期も、むやみに歩きます。普段は全然歩かないくせに、観光地スイッチが入ると、歩くのです。もちろんカメラがなきや、楽しみは半減です。そこでつまらない写真を撮らなくちゃ!
というわけで、名松線を一瞬でいいから、この橋を渡る姿を見てみたいとずっと思っていて、やっと夢が実現しました。私はここを電車に乗って走ったはずですけど、あまり印象がなかったのです。それよりは君ヶ野ダムとか、渓谷を走るところとか、セメント工場のところで左折する場面とか、そっちの印象が深かったんです。
たぶん、ディープなところへ入り込めば入り込むほど、観光モードになれたんでしょうね。山の奥地を縫うようにして、どうしてこんなところを電車は走り、いったいどこへ私たちを連れて行ってくれるのか、それでウキウキして乗っていたのだと思います。
のぼりが立っても、何だか半信半疑でした。まさかここを電車が走るなんて、これはただの飾りのレールじゃないの? もうかなりの時間、そう思ってきました。
せっかく梅が咲いても、やがて桜が咲いても、名松線と一緒に写真を撮るなんて、夢のまた夢でした。
それが、どうやら静かに試運転を繰り返しているということでした。一度、その姿を撮りたいし、長年使っていなかった鉄橋を走る姿を見てみたいと思っていました。
そして、とうとう試運転の列車がやってきました。鉄橋の上に乗ろうとしています。もちろん私のデジカメは連写はできないし、ガッシャン、ガッシャンとシャッターを切らなくてはいけません。もっといいのを買えばいいだけの話しですが、それができていません。とことん今のカメラを使う魂胆です。クルマの23万キロ、デジカメもとことん使うんです。
次は、川の真ん中に来ました。早く! 早く!
3枚目は列車のお尻だけしか撮れませんでした。
何だか残念な気分で、主人公がいなくなった川だけをパチリ
それをやさしくヒヨドリは見ていてくれて、ヒーヨヒーヨと励ましてくれてました。いやはや、ヒヨドリはいいやつですね。うるさい時もあるけど、必ず私たちのそばにいてくれるトリです。見直しました。
あの時は元気だったし、なんでもヒッチャカメッチャカにやっていました。まあ、歩き始めたら、変なアドレナリンが出て、足が痛くなるまでは気づかずに、何も食べないでも黙々と歩きます。本当に変なワタシです。
今は、年を取ったので、すぐにヘロヘロになるんですけど、歩くのは歩きます。花粉の季節も、暑い時期も、むやみに歩きます。普段は全然歩かないくせに、観光地スイッチが入ると、歩くのです。もちろんカメラがなきや、楽しみは半減です。そこでつまらない写真を撮らなくちゃ!
というわけで、名松線を一瞬でいいから、この橋を渡る姿を見てみたいとずっと思っていて、やっと夢が実現しました。私はここを電車に乗って走ったはずですけど、あまり印象がなかったのです。それよりは君ヶ野ダムとか、渓谷を走るところとか、セメント工場のところで左折する場面とか、そっちの印象が深かったんです。
たぶん、ディープなところへ入り込めば入り込むほど、観光モードになれたんでしょうね。山の奥地を縫うようにして、どうしてこんなところを電車は走り、いったいどこへ私たちを連れて行ってくれるのか、それでウキウキして乗っていたのだと思います。
のぼりが立っても、何だか半信半疑でした。まさかここを電車が走るなんて、これはただの飾りのレールじゃないの? もうかなりの時間、そう思ってきました。
せっかく梅が咲いても、やがて桜が咲いても、名松線と一緒に写真を撮るなんて、夢のまた夢でした。
それが、どうやら静かに試運転を繰り返しているということでした。一度、その姿を撮りたいし、長年使っていなかった鉄橋を走る姿を見てみたいと思っていました。
そして、とうとう試運転の列車がやってきました。鉄橋の上に乗ろうとしています。もちろん私のデジカメは連写はできないし、ガッシャン、ガッシャンとシャッターを切らなくてはいけません。もっといいのを買えばいいだけの話しですが、それができていません。とことん今のカメラを使う魂胆です。クルマの23万キロ、デジカメもとことん使うんです。
次は、川の真ん中に来ました。早く! 早く!
3枚目は列車のお尻だけしか撮れませんでした。
何だか残念な気分で、主人公がいなくなった川だけをパチリ
それをやさしくヒヨドリは見ていてくれて、ヒーヨヒーヨと励ましてくれてました。いやはや、ヒヨドリはいいやつですね。うるさい時もあるけど、必ず私たちのそばにいてくれるトリです。見直しました。