チュロスなんて、昔は知りませんでした。初めて見たのはスペイン村(94年か95年に開設された近鉄の遊園地・パルケエスパーニャ)というテーマパークでした。見ただけで、何だか手を出せなかったと思います。何だか、それがドーナッツと認識できませんでした。
昔はシナモンというものも知らなくて、腰の引ける香りでしたね。少しずつシナモンにも慣れて来て、今では食べられます。実は生活の中に入り込んできつつあったのに!
さて、たまたま用事で御浜町という三重県の南の町に行きましたが、そこの道沿いにいくつかのクルマを集めているお店を見つけました。
早速、奥さんは検索してくれて、ドーナツやチュロスを出してる人気のお店だとつきとめてくれた。
さぁ、引き返すのもなんだけど、せっかくの出会いだから、買ってみようと、あともどりして、クルマを止めて、私も中へ入ってみました。
若い男の人が、こんな山の奥で起業したらしい。お客さんも途絶えずにやって来ます。どうしてこんなところまで、何を頼りにやって来るのか? やはり、ネットと口コミなのかな。今度何年後かに私たちが来るときにも、このお店はやっているのか、それは心配ですけど、応援したい感じだった。
なぜなんだろう。若い人が一生懸命自分の道を探すのは、組織に属さないで独立独歩、ささやかに道を開こうとするのは、今の時代らしい生き方だなと感心したからでしょうか。成功すれば、地域に貢献できるんだから、心ある若者がどんどん道を切り開いてもらいたいです。なかなか難しいとは思うんですけど……。