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鳥羽駅から普通に乗り込んで、途中で居眠りなんかしてしまって、気づいたら、まだ多気駅でした。1時間ほど乗ってたのかもしれない。
それにしても、ゆっくりとした移動でした。ローカルの鳥羽から松阪までという、マイナーな町をつなげていく普通列車でした。
鉄道は、儲かるところは過密なダイヤだろうけど、ローカル路線のはじっこであれば、その端っこ同士で細々と電車を走らせたらいいわけですね。ただ、私鉄ならほんの20分で走るところをゆっくり時間をかけて走ってたんでしょう。
だから、寝てしまったんだよ。
今まではドアが開かない2両目にいたんですけど、突然にすべてのドアが開きました。あれ、寒いんだよ。そして、うるさいんだよ。ここはどこだよ?
というので、目が覚めたんでしたね。
鳥羽を出た時はまだ明るかったのに、外は薄暗くなっていて、夜の闇はすぐそこまで来ていました。
多気駅は、JRのポイントになる駅です。ここから、伊勢志摩方面の参宮線が出ていて、私はその終点の鳥羽からここまで来ていました。南には紀勢線が出ているし、北に向かうと、津や四日市、名古屋につながります。特急だって止まるんでした。
昔は、東京から伊勢市とか、南の新宮とか、夜行列車が出ていた時代があっただろうから、その最後のポイントの駅でした。
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どうやら、ここで乗り換えた方か、松阪には早く着くようでした。特に急いでいるわけではないけど、何だか寒くて、風邪ひくのも何だし、後からやって来た快速みえに乗り換えました。
こうしたトワイライトの時間帯に、電車の乗り換えしているなんて、たとえ近所の駅であっても、何だかイキイキしてくる感じがしました。
でも、それは気のせいだったのかな。そう、あとから来る快足に乗り換えるなんて、田舎ではなかなかできない体験でしたね。そんなの忘れてました。