夏ごろ、カラスやスズメに巣の中の子どもたちを全員さらわれたツバメを見ました。
このご夫婦は、それから、ふたたび子育てを同じところで始めようとしていました。おそらく、自分たちの命を削るようにして子育てに取り組んだことでしょう。
それから、ちゃんと子どもたちを育て上げたのか、そういうことも確認しないまま、とりあえず思い付きで絵を描いたんでした。
子どもたちを失って、ボー然としている親たちが哀れでした。人間だったら、生きる気力を失い、しばらく立ち直れないことだと思われます。
でも、ツバメたちはわりと短い時間で立ち直り、ふたたびチャレンジした。
その心意気に感心し、くじけない愚直な魂を感じました。そして、子どもたちはひたすら単純だし、ひたすら親を頼り、外敵の怖さを小さい体なのに、じっと感じていた。
私も、このツバメたちみたいに愚直に生きていかなくてはと思ったのです。
でも、へ理屈こいて、愚直さを忘れ、文句とグータラを繰り返している。
何とかならないのかなあ。どこかで愚直さはチラッと出せてる気もするけど、長続きしないもんね。