毎年今ごろ、キャーキャー言いながら、雲出川の上流に入っていきます。この時だけは電車の写真よりも、桜の開花にヤキモキします。
いつもなら春の18キップを買うんですが、今シーズンは諦めました。世の中は割と浮かれているみたいだけど、私どもは家に籠るか、庭仕事するか、ご近所めぐりだけをするかして、日々を過ごします。どこにも行かないで、自分たちの世界の中で限られた人たちとの関係を続けていきます。
それは、人間本来の形ではないけれど、こんな世の中だから、仕方がありません。もう少し自分のまわりを落ち着いて見まわしたいけど、なかなかどっしり腰を据えてというのができてないですけど、とにかく遠くに行かない!
というので、クルマで一時間くらいのサクラです。ソメイヨシノではないので、少し早いようです。そして、二十いくつの若い木だけど、お茶の肥料を吸収してとても立派です。
それで、今朝はたまたま誰もお客がいなくて、私たちだけが木の下におりました。しばらくすると、次から次とクルマがやって来て、私たちは十分満足してサクラさんのところを去りました。
満開はもうしばらくです。世の中は落ち着かないけれど、せいぜい落ち着いてサクラでも見ていきましよう。
三月は出会いと別れのシーズン、この時期を落ち着いてしっかり別れを惜しみたいと思います。
サクラとは、せいぜい出会いを楽しみます。まだこれからです!
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