甘い生活 since2013

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南国太平記(直木三十五)1930~1931

2022年03月21日 18時28分37秒 | 本読んであれこれ

 角川文庫で出ているのを知って、つい勢いでアマゾンで買いました。また余計なガソリンとか使わせてしまいました。地球に良くないけど、ずっと読みたかったので、祈るような気持ちで買いました。

 よく見てみると、2022年の2月に出たばかりだったようです。そんな新刊を買ってしまった。ふつうに近所の本屋さんで買えばいいのに、どうしてアマゾンを肥え太らせてしまったんだろう。反省です。


 角川文庫としては、1979年に一度出したそうです。作品そのものは1930年だから、どっちにしろ古すぎるし、どうしてそれを出したのか、よくわからなくなります。

 でも、1979年というのはちゃんと理由がありました。NHKのドラマで「風の隼人」という時代劇を28回でやったそうです。

 脚本は市川森一さん、主役は益満休之介の西田敏行、仙波小太郎が勝野洋、その他はあまり印象にありません。音楽は小林亜星さんだったそうです。

 実はそんなドラマがあったというのは全く知りませんでした。

 それを知ったのは、たぶん、1993年の2月だったか、子どもの水ぼうそうをもらって、ウンウンうなってた時、BSでお昼に見ることだけを楽しみにして見てた記憶があります。間違ってるかもしれませんが、私が見たのは再放送でした。

 そして、幕末の薩摩では、島津斉興の世子の斉彬(江戸の藩邸で育ってたんでしょうか)さんと、斉興の愛妾・お由羅の方の子どもの久光さんというお家騒動があったそうです。それを「お由羅騒動」というそうで、いかにして藩士は斉彬さんに立ってもらうか、いかにしてお由羅派の動きをくい止めるか、ということで奮闘する話のようでした。

 そんなお家騒動にヤキモキするなんて、私らしくありませんけど、薩摩藩ということで初めてそういう話を知って、興味深く見させてもらいました。

 それからというもの、原作の「南国太平記」を読みたいとは思いました。近所の図書館で本も見つけました。でも、あまりの分厚さに怖気づいて、もう二十年ほどのブランクができてしまいました。

 1979年に角川文庫で本が出たのは、テレビとのメディアミックスでした。それに乗っかる作戦でした。さて、今回は? 直木さん没後何年というのでもないし、世の中がカゴシマブームというのでもないし、どういうことなんだろう。

 まあいいや、とにかく二十年来の憧れの達成です。あとは私が読めばいいだけです。でも、今さらお家騒動なんですね。

 とにかく、直木さんは私の高校の大先輩でした。三十一、三十二、三十三、三十四、三十五で名前を変えるのを止めたという作家さんです。そりゃ、毎年改名しなきゃいけないのは面倒だったでしょうね。

 友人である菊池寛さんによって、直木賞というのを作ってもらいましたけど、最近の流行っている作家さんはたいていこちらの賞を取った人です。だから、こちらを取った人は一流になれる、というか、読みたい作家さんはこちらです。

 なるべく早く読んで、感想を書きたいです。でも、誰も読まないだろうな。まあ、私が楽しければいいんですけどね。こもって読みます!

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