昨日、チラッと見るつもりが、後半は一生懸命に見てしまった「映像の世紀」。テレビはダメですね、見たら、見てしまう。逃げられない。
もう、そんなの見たくないんだよ。そんなの見るより、どこかに行きたいんだけど、どこにも行けないしな。お金もないしな。ハラ減るだけだし、ムダなんだよ、何もしたくないよ。
そんなダラけてていいの?
ハイ、いけないです。でも、助走で、ボブ・ディラン的になりたかったんです。
とりあえず、「風に吹かれて(Blowin’ in the Wind)」を見てみますか!
How many roads must a man walk down
Before you call him a man?
人間は、どれくらい歩かなきゃならないんだよ。人間になるためにさ。
How many seas must a white dove sail
Before she sleeps in the sand?
白いハトは、どれだけ海を渡らなきゃいけないのかな。浜辺で休むためにさ。
Yes, and how many times must the cannonballs fly
Before they’re forever banned?
そうだよ、どれだけキャノンボールは飛ぶんだよ。なくなるまでにさ。
(キャノンボールって、フットボールの試合のことかと思ったら、爆弾のことだったそうです。知らなかった! そりゃ、常に爆弾は補充され続けてますもんね)
The answer, my friend, is blowing in the wind
The answer is blowing in the wind
答えはさ、みんな、風が知ってるんだよ。答えは風の中なのさ。
Yes, and how many years can a mountain exist
Before it is washed to the sea?
どれだけ山があるかって? 海に沈んでしまうまでにさ。
Yes, and how many years can some people exist
Before they’re allowed to be free?
そう、人間はさ、どれくらい生きて、自由になれるんだろう?
Yes, and how many times can a man turn his head
And pretend that he just doesn’t see?
どれだけ人間はさ、顔を背けて、見ないフリをしなきゃいけないと思う?
The answer, my friend, is blowing in the wind
The answer is blowing in the wind
答えはさ、風が知っているんだよ。答えは風の中なのさ。
Yes, and how many times must a man look up
Before he can see the sky?
人間はどれくらい空を見られるように、顔を上げなきゃいけないかな。
(あいつら、何度も見上げてるのに、ちっとも見てないし、空なんて見てもお金にならないなんて思ってるんだよ!)
Yes, and how many ears must one man have
Before he can hear people cry?
人間って、どれくらい耳を持たなきゃいけないんだろう、他人の嘆きや悲しみを聞くためにさ。
(何度も言うけど、あいつら、いや、おいらも、聞く耳を持てないんだよ。情けないんだよ。腹立つんだよ! 自分にも腹が立つし、もちろん世の中にも腹が立つのさ)
Yes, and how many deaths will it take ‘til he knows
That too many people have died?
どれくらい死というものに気づくと思う? それまでに、たくさんの死んだ人たちがいたと知るまでにさ。
(どんなにたくさんの人や命がなくなったって、自分は死なないとでも思っているのか、いや、そうではないな。いつかは死ぬのは頭ではわかっているのさ。でも、自分事にはならないんだよ。そして、すべての人の死が深刻に受け止めるようになったら、人間なんてやってられないのさ。ある程度はアホーでなきゃいけないしな)
The answer, my friend, is blowing in the wind
The answer is blowing in the wind
答えはさあ、風の中にあるよ。風の中に答えを探さなきゃ。