ルパンの五右衛門役の井上真樹夫さんがお亡くなりになりました。その仲間役の次元大介を担当している小林清志さんは、テレビシリーズの最初から唯一の生き残りなんだそうです(あれ、フジコチャンはずっと同じ人なんだろうか)。その小林さんが「もうしばらく次元役をやってみる」、とヤフーニュースに出ていました。
小林さんは86歳で、いろいろされてきたと思うんですが、スペクトルマンの敵役・宇宙猿人ゴリを担当されてました。もっと他にもいろいろされてるんだろうけど、やはり次元の印象が強いなあ。あの宮崎駿さんが監督した「カリオストロの城」で、お姫さんにすぐに惚れるルパンはいつものことだけど、次元さんも、銭形警部も、五右衛門さんも、みんながお姫様に憧れ、ひとことコメントしたり、メンバーみんなが愛らしかった。
あんな優しい世界を演じてたみなさんが、少しずつ私たちのまわりからいなくなってしまう。それはもう、当たり前のことなんだろうけど、何だかやたら悲しいのです。
私は、井上さんの訃報で驚きはしたけれど、忙しさにかまけて(?)そんなに気持ちを動かさないようにしていました。そうなのかと流していたのかな。
でも、次元役の小林さんが「もう少しやるよ」と聞くと、みんなで作り上げてきた世界を一人ででも守り続ける気持ちを感じました。この気持ちを感じると、私はグラッときてしまった。
やがては誰もいなくなるし、人気がなくなったら、テレビの世界では消滅するか、リメイクするか、新しく変わっていくんでしょう。人間がやることだから、永遠というものはないわけです。
それは分かっているんです。だから、悲しい。
仮面ライダーの世界も、少しずつそれを支えていた人たちはいなくなります。それを愛していたボクたち、当時の子どももいなくなります。うちの子は、少しは悲しく思うかな。いや、本当に影響を受けたわけではないから、「ああ、そうなのか」と思うだけかな。
中曽根さんが亡くなって、バブルから現代への流れもどうだったっけ? と調べてみましたが、何だかつまらなくて、もう止めてしまいました。中曽根さんは、5年の政権運営にあたった。それは実は長い方でした。小さいころの佐藤栄作さんの記憶が強くて、中曽根さんが長期政権だったというイメージはそんなにありませんでした。でも、確かに今につながるいろいろな仕掛けを作っていかれた方だったようです。
だから、何かがある時には、みんなが中曽根さんにコメントをもらいに群がり、きっと政治家のみなさんたちも、中曽根さんのあとに続こうとしたのだと思われます。100歳まで、リタイアはしたけれど、生臭さと現役臭としたたかな匂いをさせつつギラギラと生きておられたんでしょう。
その中曽根さんも、とうとうおられなくなった。今の政府がもし暴走したら、真の長老として止められる人はどこにいるんだろう。信頼できる人は、もういないかもしれない。
息子さんが頑張っている小泉さんなら、長老になれるかな。いや、どれだけ力があるのか、少し心配だな。いいことを言っても、みんな真面目に受け止めてない雰囲気がイヤだな。息子さんがチヤホヤされるのは、国民の支持があるからですけど、政治家のみなさんは、強いところにばかりついてくるけど、お互いを信頼し、議論し合っているわけではないんだろうな。個人の利益でついていくだけなのかもしれない。
今朝は最悪でした。さあ、お仕事に行こうと思ったら、クルマのカギがありませんでした。それから一時間遅刻して、家の中も外も探しましたが、見つかりませんでした。
諦めて、うちの子のクルマを借りてお仕事に出かけました。
そして、ションボリ帰ってきて、いろいろ原因は考えられるけれど、もう一度玄関から探してみようと、探してみたら、玄関のベルトを掛けるホックにクルマのキーがかかっていました。ああ、こんなところにあった(どうしてここに?!)。
今年になって、カギを無くしたと思ったことが2回めかな。ないと分かった時には、たぶん見つからなくて、もうどうでもいいや、もう一度昨日、家から帰ってきたところから始めようと、探してみたら、わりと簡単に見つかった。
困ったら、元に戻る。そんなのわかっているけど、焦っている時には戻れません。闇雲にあちらこちらをひっくり返すだけで、かえって混乱するばかりでした。
時間はどんどん過ぎていくし、私は、ただ毎日のお仕事に流されるばかり。
もう、こうなったら、どこか遊びに行くしかないな。
10日を過ぎたら、18キップがOKみたいだから、10日過ぎ、どこかへ行こうと思います。どこかへ出かけても、何も見つからないかもしれない。でも、それを承知で何か探さなくちゃ!