甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

師走の月 最近の俳句から

2019年12月07日 04時50分31秒 | 俳句や短歌たまには詩

 例によって早起きしました。今はまだ耐えられるから、もう起きてしまいました。もう少し寒くなったら、布団の中で縮こまっていられるのかな、いや、それも危ないです。近ごろ急速に老化しているから、「ああ、寝れない」と怒りだして、外に飛び出るかもしれない。そしたら、急に寒いところに出て倒れるかもしれない。短気は損気なんですけど、ものすごく短気にもなっています。

 さて、「おーいお茶」に向かって、俳句を作らなくちゃいけないんですけど、最近の自分の作品を振り返っておくことにしました。あれ、これはいいんじゃないの? いつもの日記風そのまま五七五ではないんじゃないの? ということがあったからです。

 まあ、私がいいなあと思うものは、たいてい世間受けしないから、たぶん、ダメかもしれないですけど。

1 午後は雨 冬のダチュラのうす黄色(12/2)
 クルマを運転しながら、「うすぐもり冬のダチュラはうすきいろ」と浮かんで、あとで紙に書いてみたら、「うすい」が繰り返されていて、その日のお天気予報をそのまま使って、このようにしてみました。これも日記です。ただ、うすら寒い日の、淋しいお天気の朝、わりと元気に花をつけたダチュラに感心した、というだけでした。

 それから5日ばかり過ぎていて、もうダチュラは花を落としてしまいました。しばらくしたら、今度こそチュンチュンに伐られることでしょう。ダチュラたちも、「なんだよ、折角頑張ったのに、このザマかよ」とはすっぱに言うかな。いや、シンナリと「もう冬ですもんね」と諦めるかな。そっちかもしれない。



2 モズひとり 秋は空から降りてくる(11/8)
 この秋は、モズにたくさん出会いました。ムクドリは小心者で、見つけて写真を撮ろうと思ったら、たいてい「ふん、人間なんて大嫌い」と言うかのように、ひとこと言ってから去っていきます。あの子らは人間なんて信じていない。

 でも、モズは単独行動で、電線とかでよく見かけました。静かにまわりを見まわしていた。賢い鳥だから、いつも自分がどこにいるのかを考え考え過ごしているのだと思われます。それだけしていても、他の鳥に襲われたり、天気をうまくつかめなかったりするのだろうけど、秋という季節の中でモズの凛とした姿を何度か見ました。後半の「秋云々」は少し陳腐で、そこがつまらないです。たぶん、ダメかあ。


3 夏みかんあと半年の熟成期(11/8)
 もう夏ミカンの実は生っています。これ以上大きくならないと思われます。となると、今年の夏ミカンは、小さいのかもしれません。とは言いつつ、後しばらくしたら、私は取って食べるはずです。なんてったって、私は夏ミカン好きなので、未熟だろうが、小さかろうが、酸っぱかろうが、食べます。これと梅酒の残りの梅で作る梅ジャムとでヨーグルトを食べたら、これぞ人生最高の喜びで、たぶん、我慢できなくて食べてしまう。

 本当は、今生っているのをずっと木にぶら下げておいて、夏の手前、温州ミカンの花が咲くころに食べたら、「完熟夏みかん」になるのでしょう。それが我慢できないなんて! ああ、神様が私に「果樹園をやってみなさい」と教えてくださっているんだろうか。経験も土地もないけど、果樹園というのは憧れです。もう毎朝毎晩、果樹の手入れを喜々としてするんだけどな。

 俳句的には、ただの事実を述べただけで、感動のポイントがないですから、もちろんボツなのか……。



4 また冬は私の時間を食い散らす(11/8)
 ほらまた、「私」を前面に出しています。自分じゃなくて、人を詠まなきゃいけないのに、自分がどうしたというつまらないことを、大事そうに語っている。そんなの誰も聞きたくないし、人生の真実が述べられているわけではなかった。

 それなのに、すぐに私はそこに引きこもってしまう。どうして人との時間を五七五にできないのか、私のダメなところです。反省して、もう一度出直します。人との時間を詠む、そもそも普段は人との時間を大切にしていなかった気がする。どれだけ人と接してなんぼ、なのに、ちゃんとできていないなんて! 

5 師走の月 友のたよりとお仕事と(12/7)
 今作りました。いつもの日記俳句です。冒頭の写真はお友だちのFBから借りてきました。天文を趣味にされているそうで、お月さんとか、土星とか、写真を撮っておられます。借りますよとお願いしてないから、今度、勝手に借りましたとお詫びをしなくちゃ! このお月さんには惚れました。光の当たっている部分はお月さんそのものなんだけど、光の当たっていない部分は、お月さん以外の何かみたいな気がして、改めて空の不思議を感じました。

 空を愛する人たちはたくさんおられて、私はその仲間に入れてもらえるのかどうか。雲とか夕焼けは好きなんですけど、そんなのは邪道かな。まあいいや。できそこないでも邪道でも、ステキだなと思ったら感心します。冬空の下、お月さんに向き合って写真を撮るなんて、ステキなんだけど、大変かなという気もしてきました。

 ああ、どっち? 私は少なくとも、そういうこと、できていないです。反省します。またいつか、人があきれることしたいんだけど……。


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