三岐鉄道北勢線 201405

　以前近鉄さんが持っていた路線が、どんどん独立させられて、三重県は以前の路線を生活の足として利用させてもらっています。

　地元の宝だから、それを大事に守っていこうという気持ちがないと、鉄道はやがて消滅していきます。

　若い人には、のろくて、不便で、本数はなくて、連絡も悪くて、何事に付けて利用したくない交通手段であり、自分のクルマでサーッといってしまうのが楽でしょうね。

　でも、年を取ってきたら、これがありがたいものだったと気づくのです。それがなかなか共有されない感覚で、ただ不便さと値段の高さとで、どんどん利用されなくなってしまう。

　そうしたみんなから敬遠されているのを、何とか乗り越えてみんなが利用する知恵が必要です。

　三重県が私鉄の王国となれるよう、県民が自覚を持って利用できるように、何かみなさんに訴えないといけません。

　まさか外国の人たちがわざわざ三重県の私鉄に乗りに来るというのは考えられないので、やはり県民とそれ以外の人たちに、三重県の私鉄の楽しさを伝えていかないといけません。

　だから、とりあえず経営に乗り気ではない近鉄さんから独立して、自分の道を進むというのは間違いではありません。

　自分たちでおもしろさを見つけて行かなくてはなりません。


三岐鉄道北勢線 201405