イスラム国という変な組織が、お金を集めるために、近辺をうろついていた日本人をつかまえて、身代金を要求しています。その要望通りのお金は手に入れられないでしょうが、ある程度のお金は入るかもしれない。
私が担当者なら、いったいアジアにある日本という国は、とにかく金払いはいいと聞くので、どれくらいつり上げられるのか、なるべくじらしたり、強硬な発言で脅したり、すかしたり、別の担当者にソフトに声をかけさせたり、いろいろな手段を使って、お金をたくさんむしり取る方法を考えるでしょう。でも、まあ私が担当者なら、適当なところで妥協する可能性もあるので、おまえに任せていると、取れるお金も取れなくなると処分されるかもしれない。ああ、そんな厳しいところではお仕事はできないですね。
でもしかし、今後、韓国やら中国、インドなど、アジア系の人たちが金になるのなら、どんどんつかまえてインターネットでただで身代金を要求という戦略を考えるかもしれない。アジア系は、どう転んでも自分たちに直接の影響はないわけですから、交渉がうまくいかなくても、あまり影響はないでしょう。とにかくつかまえた者勝ちで、どんどんつかまえようとするでしょう。
そんなこととは知らずに、人道支援とか、報道の自由とか、伝えることがあるのだと、危険なところへ入っていく人たちはきっといるはずです。ああ、どうしたらいいのでしょう。カモにされてしまう。
イスラム国は、何がしたいのでしょう。国を名乗っていますが、まともな組織ではありません。巨大なゆすり集団であり、暴力輸出組織でもあり、世界にテロを送り込んでいく。それが彼らの戦いという商売なのでしょう。成果が出るのか、成果を出さずにズルズル無政府地域を広げ、中東に不安定な空気を作り出し、自分たちの欲望を満足させていく。
イスラムを名乗っていますが、たぶん本当の宗教者ではない。ただのおたくや浮浪者や、社会に不満を持つ人たちのふきだまりのようなものであり、彼らは国家樹立とか、新国家を作っていくという気持ちはまったく持たないのでしょう。ただ、世界中から人も金も不満分子も吸い上げて、それをいろんな形で輸出して、商売する。それが目標なのです。
だから、イスラム世界の中で、目立った存在とか、建設的な人とか、人々を前向きにさせようとする動きには敏感です。彼らにとって、人々というのはバカの集まりであり、金を持つ人間からはむしり取ること、バカな人間どもは酷使すること、それしか考えていないので、なるべくたくさんのバカがいてほしい。何も考えず、恫喝におびえ、指示通りに動く人間どもがいなくてはならない。それだけで彼らにはいいのです。
教育はいらない。女子の自立もいらない。従順が必要だ。金持ちは黙って自分たちの要求通りに金を出せ、という盗賊集団なのです。この21世紀の世の中にも、そうした古典的な存在が、どんどん広がり、西欧やアジアにも、そうした無法集団にあこがれて、そちらへ飛び込む人たちが急増している。
イスラム国としては願ったりかなったりで、役に立つときはせいぜい働いてもらって、邪魔になったら、インターネットで身代金をせびる被害者として出せばいいのです。需要と供給のバランスも取れて、太れるだけ太ることでしょう。
でも、この人たちも、いつか間が差して、国家として独立するために、政治体制を組織して、周辺国と話し合ったり、より豊かな国をつくろうなどというばかげたことを考えかねません。そうしたら、すぐに独裁体制の国を作り、国民を力と暴力と警察権力で抑えつけて、たくさんの恐怖政治を行って、やがて国民に飽きられたら、暴動が起きて、新政府ができたと思ったら、また新たな違う枠組みの独裁体制を始めたりして……。
そして、西欧の人々は思うのです。また、アジアでは愚かなことがつづいている。本当にイスラム教を奉じている国にろくなところはない。アジアの極東はまた、民主主義のくせに独裁的な政権を国民が求めているし、本当にアジアという世界は、わからない世界であって、西欧諸国としても、適当な距離を置きつつ、そこから得られる果実だけは収穫していくしかないか、という思いでつきあうことでしょう。
まともにつきあうのは、かれらの理解を超えることなので、まともには向き合わず、できるものは仕方がないので、政治は政治としてあまり口出しせず、経済だけの関係をつづけていこうとするのです。
ただ、すぐ近くの中東で、暴力を輸出しようとする組織があるので、これはとにかくつぶさねばと考えている。地上戦はリスクが多いので、空爆と政治交渉・経済封鎖でとりかこもうとしていますが、なかなかうまくいかない。
イスラム国だけの問題ではなくて、エジプトも、イランも、イラクも、アルジェリアも、北アフリカも、イスラムということでくくってしまうけれど、どこも不安定要素がいっぱいで、これにパレスチナ問題、ウクライナ問題と、あちらこちらで不安定要素が噴出しているので、落ち着く場所がないのです。
刃物はヨーロッパに向けられている。身動きすると、自分たちが傷ついてしまう。その刃物をどうしたら下ろさせられるのか、対話の道はないのか。なかなかむずかしいとは思いますが、単なる冷やかしイラストで道が開けると思ったら、それは間違いで、どんどん傷口は広がっていくでしょう。
表現の自由にも節度が必要です。そんなこと、わかっているくせに、彼らはやってしまう。それはどうしてなのか、それは西欧の人が、アジアやイスラムをバカにしているからでしよう。もう、そこを埋めるのは、まだまだ時間が必要ですね。
私が担当者なら、いったいアジアにある日本という国は、とにかく金払いはいいと聞くので、どれくらいつり上げられるのか、なるべくじらしたり、強硬な発言で脅したり、すかしたり、別の担当者にソフトに声をかけさせたり、いろいろな手段を使って、お金をたくさんむしり取る方法を考えるでしょう。でも、まあ私が担当者なら、適当なところで妥協する可能性もあるので、おまえに任せていると、取れるお金も取れなくなると処分されるかもしれない。ああ、そんな厳しいところではお仕事はできないですね。
でもしかし、今後、韓国やら中国、インドなど、アジア系の人たちが金になるのなら、どんどんつかまえてインターネットでただで身代金を要求という戦略を考えるかもしれない。アジア系は、どう転んでも自分たちに直接の影響はないわけですから、交渉がうまくいかなくても、あまり影響はないでしょう。とにかくつかまえた者勝ちで、どんどんつかまえようとするでしょう。
そんなこととは知らずに、人道支援とか、報道の自由とか、伝えることがあるのだと、危険なところへ入っていく人たちはきっといるはずです。ああ、どうしたらいいのでしょう。カモにされてしまう。
イスラム国は、何がしたいのでしょう。国を名乗っていますが、まともな組織ではありません。巨大なゆすり集団であり、暴力輸出組織でもあり、世界にテロを送り込んでいく。それが彼らの戦いという商売なのでしょう。成果が出るのか、成果を出さずにズルズル無政府地域を広げ、中東に不安定な空気を作り出し、自分たちの欲望を満足させていく。
イスラムを名乗っていますが、たぶん本当の宗教者ではない。ただのおたくや浮浪者や、社会に不満を持つ人たちのふきだまりのようなものであり、彼らは国家樹立とか、新国家を作っていくという気持ちはまったく持たないのでしょう。ただ、世界中から人も金も不満分子も吸い上げて、それをいろんな形で輸出して、商売する。それが目標なのです。
だから、イスラム世界の中で、目立った存在とか、建設的な人とか、人々を前向きにさせようとする動きには敏感です。彼らにとって、人々というのはバカの集まりであり、金を持つ人間からはむしり取ること、バカな人間どもは酷使すること、それしか考えていないので、なるべくたくさんのバカがいてほしい。何も考えず、恫喝におびえ、指示通りに動く人間どもがいなくてはならない。それだけで彼らにはいいのです。
教育はいらない。女子の自立もいらない。従順が必要だ。金持ちは黙って自分たちの要求通りに金を出せ、という盗賊集団なのです。この21世紀の世の中にも、そうした古典的な存在が、どんどん広がり、西欧やアジアにも、そうした無法集団にあこがれて、そちらへ飛び込む人たちが急増している。
イスラム国としては願ったりかなったりで、役に立つときはせいぜい働いてもらって、邪魔になったら、インターネットで身代金をせびる被害者として出せばいいのです。需要と供給のバランスも取れて、太れるだけ太ることでしょう。
でも、この人たちも、いつか間が差して、国家として独立するために、政治体制を組織して、周辺国と話し合ったり、より豊かな国をつくろうなどというばかげたことを考えかねません。そうしたら、すぐに独裁体制の国を作り、国民を力と暴力と警察権力で抑えつけて、たくさんの恐怖政治を行って、やがて国民に飽きられたら、暴動が起きて、新政府ができたと思ったら、また新たな違う枠組みの独裁体制を始めたりして……。
そして、西欧の人々は思うのです。また、アジアでは愚かなことがつづいている。本当にイスラム教を奉じている国にろくなところはない。アジアの極東はまた、民主主義のくせに独裁的な政権を国民が求めているし、本当にアジアという世界は、わからない世界であって、西欧諸国としても、適当な距離を置きつつ、そこから得られる果実だけは収穫していくしかないか、という思いでつきあうことでしょう。
まともにつきあうのは、かれらの理解を超えることなので、まともには向き合わず、できるものは仕方がないので、政治は政治としてあまり口出しせず、経済だけの関係をつづけていこうとするのです。
ただ、すぐ近くの中東で、暴力を輸出しようとする組織があるので、これはとにかくつぶさねばと考えている。地上戦はリスクが多いので、空爆と政治交渉・経済封鎖でとりかこもうとしていますが、なかなかうまくいかない。
イスラム国だけの問題ではなくて、エジプトも、イランも、イラクも、アルジェリアも、北アフリカも、イスラムということでくくってしまうけれど、どこも不安定要素がいっぱいで、これにパレスチナ問題、ウクライナ問題と、あちらこちらで不安定要素が噴出しているので、落ち着く場所がないのです。
刃物はヨーロッパに向けられている。身動きすると、自分たちが傷ついてしまう。その刃物をどうしたら下ろさせられるのか、対話の道はないのか。なかなかむずかしいとは思いますが、単なる冷やかしイラストで道が開けると思ったら、それは間違いで、どんどん傷口は広がっていくでしょう。
表現の自由にも節度が必要です。そんなこと、わかっているくせに、彼らはやってしまう。それはどうしてなのか、それは西欧の人が、アジアやイスラムをバカにしているからでしよう。もう、そこを埋めるのは、まだまだ時間が必要ですね。