あれ、裏金問題、どうなったんだっけ? もう解決して、再発防止策が考えられているというところですか。だから、メディアでは「これは終わったこと」として取り上げない協定ができているようです。あと一週間ほどは衆議院の補欠選挙が三つもあるから、政治がらみのニュースは選挙結果を左右することになるから、なるべくスルーする、そう決まったんですね。いやはや、与党のメディア支配は進んでいますね(まあ、与党さんは今回すべてを棄権したそうですから、すでに不戦敗を決めてはいるんですけど、無様に負けたくなかったんでしょうね)。
選挙が終われば、またこっそり好きなことをする。個々の利潤を追求するということは政治家といえども許されているのだから、とことんやってやるぞ、という人たちはいるんでしょう。もう、どこまでも金太郎あめのようです。
日本の政治って、本当に内向きです。世界を相手にしようとも(世界の首脳たちしか迎えてくれない哀れなトップもいるけど)、選挙結果が出てしまえば、許された利潤追求に励む。
ああ、エラい人たちがそんなだから、人々は自分たちの「政治」のことなんかどうでもいいやと、利潤追求とささやかな利得確保で動いていくことになります。
さあみなさん、ポイントあるよ。〇〇割引あるよ。こんな金融商品あるよ。新しい商取引の法律決めたよ。次から次と目くらましで、人より先に法律を作って、知らない人たちを縛りまくることでしょう。
ああ、素敵な政治! 人々のことを思った思いやりの法律、素晴らしいことばかりです。ありがたく納税しなくてはいけないです。まあ、私なんて、ほんの少ししか納税してないはずだけど。
ですから、私たちは、ちゃんと聞き耳を立てて、少しでも得するようにしなくちゃいけないな。私たちも利益を最優先する! 人を出し抜く! 小さく稼ぐ。そんな細かなことをやっていくでしょうか。それしか許されてないか……。
そんなことより、平安時代です。藤原道隆さんが関白になった時、世の中は不安定だったということでした。1990~95年という数年間の関白さまでしたか。だから、兼家の後をうけた関白だけど、「中の関白」と呼ばれたそうです。そんなに栄華は続かなかったようです。(~996年死去)
まあ、数年でも天下を取れたし、娘さんの定子さんが中宮、皇后と地位を固めてくれていたのですけど、短くて終わってしまったようです。本当なら、ちゃんと長男の伊周にしっかりとした道筋をつけてあげたかったでしょうね。
長男の伊周(これちか)さんは、前回でもそうだったけれど、肝心のところではハートが弱くて、弓比べにおいて、それまでは普通に的に当てていたのに、プレッシャーがかかるともろくなってしまう、そういうところがあったと『大鏡』などには書かれていました。それをドラマでは使ったようです。
そう、『枕草子』の有名なエピソード、「清少納言よ、香炉峰の雪はどうだったかしら」と問いかけると、清少納言がサッとすだれを上げて降り積もった雪を見せたというエピソードもドラマに取り入れられてるし、古典の有名なエピソードがいっぱいです(白楽天の詩をベースにした教養ゲームでした)。
何だか、昔懐かしいエピソードがちりばめられていますが、今日は人々の社会の中では疫病が流行っているということで、まひろさんも危なかったりしました。それを道長さんが見つけて、一晩看病してあげるなんて、なんというのか、二人はこれからも都会の中でニアミスを繰り返しながら、連帯感を感じつつドラマを進めていくようでした。
そんなだったんですね。1日家でおこもりさんでは頭も活性化しないですねえ。反省です。1日雨が降ってたみたいだけど、午前中にはチャンスがあったのに! そんなこんなの日曜日でした。