甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

6月の俳句(かなり古い!)

2017年06月15日 21時58分04秒 | 俳句や短歌たまには詩
 ゴハンを食べて、夏みかんヨーグルトを食べたなら、いつもならお風呂です。でも、少しだけ余裕があるのか、それともどういう風の吹き回しなのか、少し散歩してこようと、奥さんを誘って外に出ました。

 遠くに行けるわけではないし、適当ないつものコースです。いろんな花の匂いがしました。夜のクチナシの匂いも流れています。私は馬酔木(あしび)ではないけれど、クチナシの花の香りは、腰砕けになってしまう感じでした。どうしてなのかなあ。力が入らなくなります。巨大神ではありませんけど、力を失うみたいです。どうしてなのかなあ。何か因縁があるのかもしれないけど、とにかくフヌケになってしまう。

 栗の花といい、クチナシといい、今の時期の花は、何だか微妙です。ドクダミは私は苦手ではありませんが、人によってはとてもいやがる匂いのようです。この時期の花は、刺激的なんですね。



 古い俳句を載せてみます。つまらないと思うけど、「父の左手」は今日は休みます。また、明日にご期待ください(だれも期待してないと思いますけど……)

★ 2008年6月11日・水曜
麦秋や薄暮に浮かぶ「きぼう」の灯

伸びすぎた垣根をたき火にする親子

兵たちにことばもなくて火照りけり

夏草や焼かれて虫の居所なし

 きぼうという人工衛星が飛び、戦争のことを何だか考えていたようです。少し独善的。4番目は、少しわざとらしい。あざとい感じかな。



★ 2008年6月22日・日曜
妻にメール雨に降られた噴水

「蟹工船」梅雨空の下買いに行く

夏至が来て名物のたい焼きはうまし

夏至の夜妻の横にて小さく眠ろう

 9年前、「蟹工船」がブームだったんですね。新潮文庫を買いましたが、いまだに読み切っていません。チャレンジはしましたが、挫折してしまいました。ザンネン。

 鯛焼きやさんは、有名なところがあるんですよ。お店でカリカリのを食べるのが最高なんだけど、1回しか食べたことがありません。たいていテイクアウトで、家で日本茶で食べるのです。まあ、おいしいけど、何だかもったいない。



★ 2008年6月29日・日曜
日曜の夜に潰した蚊一匹

チェーホフを読んだら梅雨は中休み

チェーホフを読んでる梅雨の中休み

チェーホフや梅雨中休みフトン干し

紫陽花や笑顔を一つ撮ってみる

被災地に五月雨の来て人は生く

 9年前、どこの被災地をイメージして俳句を作ったのか、いつも世界中に被災地はありますから、どこかでそういう映像を見たのかもしれない。神戸の映像だったのかな? わからないです。

 チェーホフにも興味があったんですね。長い間読んでないですね。こうして昔の俳句を見ていると、チェーホフでも読みたくなります。まあ、今は「ウホッホ探険隊」を読んでいます。母の視点がとてもあたたかで、しんみりしながら読んでいます。



★ 2008年6月30日・月曜

あかね空ヒコーキ雲は百合めざす

蓮の葉や小さく揺れて音もせず

廃坑を花でふさいでヤマアジサイ

化学式スラリと解いて梅雨休み

 ああ、9年前も今も、ブレークスルーができません。そのまんましか書けていないなあ。

 


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