甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

尾鷲の一箱古本市に行きました!

2023年05月03日 17時55分02秒 | 古本探しの旅

 連休の後半が始まりました。昨日に続いていい天気でした。昨日は何をしたんでしたか? 何もかも忘れていますね。メダカの赤ちゃんを探していた。本を読んで、買い物に出かけて、リンゴのジャムを作って……、そんなことをしてましたか? 昨日はお仕事がありませんでした。少し残念でした。

 というんで、今日です。

 朝、奥さんは散歩に出かけましたが、私は尾鷲を歩き回ろうとか思ってたから、朝の散歩はパスしました。

 フォローしているツイッターの方から、今日、尾鷲で一箱古本市(熊野古道古本市というそうです!)を実施しますということで、いい天気そうだし、ドライブがてら尾鷲に行ってみました。

 お昼は何を食べるのか、どこで食べるのか、ノープランで……、結局、奥さんが助六寿司とタケノコごはんを道の駅で買って、それを仲良く半分ずつして食べました。ああ、少し貧乏くさいけど、私たちらしい。

 紀勢本線沿いを走る国道42号線で行きましたので、途中の町の様子が見えます。混雑する商業施設に入っていくクルマの列。
 「ああ、みんな、そんなにまでしてあそこに行くんだ。なにわナンバーは、高速ではなく、国道166を走って来たクルマたちもずっと信号待ちしている。何という、ゴールデンウィークなんだろう。」

 その車列を横目にどんどん南に走ります。すると、今度はいかにも鉄道オタクみたいな、オジサンも、若い人も、いろんな人たちがリュックしょって、カメラを掲げ、三脚をつかんで、いいポジションを探しているのが見えました。

 まるで、蒸気機関車が走って来そうな気配でした。



 ここは、大井川鉄道ではありません。普通の紀勢本線の東側ルートです。奥さんがケータイでこれからやって来る鉄道を調べてくれて、どうやら紀伊勝浦行きの特急がやって来るようです。でも、そのワイドビュー南紀というのは、新しい車両になったんでしたか? それにしても、このあちらこちらにいる人たちは何だろう。

 ものすごく気になりました。まさか、あそこの駅にも人がいる? と、寄り道をしてみたら、誰もいなくて、
 「なぁんだ、気のせいかもしれない。でも、あと少しで来るから、ここでしばらく待ってみる?」
 と、誰もいない駅のホームでたたずんでいたら、奥さんが怒りだしてきて、確かに彼女にしてみたら、何をしに来ているんだか。どうして、こんな目に合わなきゃいけないのか、というところですから、すぐに反省して、もうやって来る、みんなが線路沿いで待ち伏せしている電車はあきらめました。

 そうして、さらに南へ向かっていたら、とうとう特急は右手を走り抜けていこうとしています。たまたま並走する区間ではあったので、しばらくは一緒に走ってみて、その視界に入って来る特急は、そんなに変わり映えするものではなかったけれど、とても魅力的に感じられました。



 どうやら、生き物的になっていて、動くものなら何でもカッコヨイと感じられたんでしょうか。

 ほんの一分か二分か、一緒に走れて、写真は撮れなかったけれど、満足する気持ちを得られました。

 あれ、私は何をしに行くんでしたか? そう、あと一時間足らずクルマを運転して、尾鷲の町に行き、そこで古本市をのぞいて来る、そういう目的がありました。でも、少し忘れてしまっていた。

 コロコロと、目先に動くものがあったら、それに飛びついていました。人の行列は見た瞬間に遠ざかっていくのに、何か動くものには反応したのか。

 確かに、行列のできるお店というのは、人には魅力的なんだろうけど、私は全く無視してしまうんだった。

 さあ、早く古本市へ!


★ 一夜明けて、四日の朝になりました。昨日は、つづきが書けなくなりました。くたびれていたんでしょう。

 本のことを書いておきます。

1・入江泰吉 私の大和路 秋冬紀行 小学館文庫 2002
 写真はもちろん、文章も1958~1986年までの泰吉さんの文章のようです。文庫本の入江泰吉さんの本は持っていませんでした。そうでしたか、こんな貴重な本が二冊で百円でした。

2・世界最悪の鉄道旅行 ユーラシア横断2万キロ 下川裕治 新潮文庫 2011
 二冊で百円、ということなので、旅ものとして選ばせてもらった。果たして私は読めるだろうか。自信がありません。こんな本があったなんて、知りませんでした。

3・日本のゴーギャン 田中一村伝 南日本新聞社編 小学館文庫 1999
 これは350円で買いました。興味がありました。いつか、奥さんと奄美大島に行けたら、その時は一村美術館にでも行きたいです。その生涯は知った気になっていますけど、テレビで伝えられた数十分で何がわかるというのか、ですもんね。そして、本を読んだとて何がわかるかですけど、とにかく知りたいという気持ちがあれば、何かが開けてきますからね。いつか読んでみたい本でした。






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