先日の名古屋では14895歩移動したそうです。まあ暑いのによく歩きましたね。名古屋城の外堀を走っていた名鉄瀬戸線は今は、少し東にずれて地下鉄道になっています。市政資料館の近くの東大手から終点の栄町まで乗って、サカエに出てみました。
めざすのは栄スカイルで、昔は丸栄百貨店というのがありました。他の松坂屋、三越、名鉄は残っているのに、「四エム」のひとつのマルエーはなくなった。けれども商業ビルとして模様替えしたみたいで、そこの8階にブックオフが入っていました。
エレベーターがわからないので、コツコツとエスカレーターであがることにして、やっと8階にたどりついて、本探しをしました。
とはいえ、私は何を探しているのでしょう。読まなきゃいけない本は家の中にたくさんあります。どちらかというと、久しぶりに本を売りに行かなきゃいけないくらい。それくらいにあれこれたまっている。
なのに、ブックオフに行けば、せめて110円の本を一冊買わなきゃという気持ちが働いて、本3冊を買い込んでしまう。
1・文豪お墓まいり記 山崎ナオコーラ著 文春文庫 2021
2015年ごろに「文学界」に連載されてたそうです。もちろん、そんなの
知りませんでした。ナオコーラさんは好きな作家さんです。
2・放浪・雪の夜 織田作之助傑作集 新潮文庫 2024
1940~1946頃に発表された作品をまとめて出したらしい。今年の四月に出ていたなんて、全く知りませんでした。本に関する情報がまるで入って来ないようになっているみたい。というか、新刊に興味がない感じでやってるから、古いものをまとめて出した本ですよ、と言われても、目にしないとダメかもしれない。岩波文庫の復刊キャンペーンがあっても、実際に本屋さんに行くと、とても根気と愛情がなければ読めないや、と諦めてしまうことが多いのです。
とりあえず、はじめての織田作之助。さて、ちゃんと読めるかどうか、少し心配です。まさか、織田作之助で卒論を書くとか、そういう人もいたけど、私は関係ないし、面白いかどうか、私と関係があるかどうか、大阪の話ではあるけれど、興味を持てるかどうか、少し不安です。
3・中原淳一の幸せな食卓 集英社be文庫 2003
イラストレーターの中原淳一さんが少女雑誌に料理のあれこれをレシピとともに書いておられたそうで、それを本にしたそうです。昔の本なので、「サッカリンやズルチンなどは当時の世相を知る意味でそのまま残しましたが、砂糖を使用してください。」と書かれてありました。
たまたま手に取った人が、この料理を作ろうと思ったら、甘味料のサッカリンを使わなくちゃいけなくなります。でも、そんなのは使用が認められていない? というか、あまりよくない食品なんでしょうね。あれ、カゴシマのしょう油には今でも使われているんじゃなかったかな。
サッカリンは確かにヤバイとは思いますが、使っているところもある。どういう食品行政になっているのか、調べてみないとわからないな。
毎日暑いけど、しっかり健康に気をつかって本読んでいきたいです。