ここ最近PCが不調で、残念な日々でした。今日は少しはましのようです。ホッとしました。ただ普通に打てるだけなのに、ありがたいことです。感謝しなくちゃね。
今日から、京都の百万遍という、京都大学の北隣のお寺で古本市がスタートするそうでした。何年か前にも行って、今年は四天王寺の古本市に行けなかったから、その分を取りもどすというわけではないけど、すぐに台風も来るというので、今がチャンスと参加してきました。
11時から13時くらいまでだいたい2時間ほどフラフラ回ってたようです。そして、その結果は文庫本4冊になりました。
1・ドナルド・キーンさんの『日本細見』(1980 中央公論)→1983文庫化
キーンさんが日本のあちらこちらを旅をされたのをまとめたものだそうです。キーンさんらしさがあふれてるんでしょうね。
2・内藤 濯さんの『未知の人への返書』(1971 中央公論)→1978文庫化
『星の王子様』の翻訳で知られる内藤 濯(あろう)さんが熊本日日新聞に1969年から100回にわたって書かれた文章をまとめたエッセイ集ということでした。そんなのがあるって初めて知りました。文庫は1977年に内藤さんが亡くなられて、その翌年に追悼の意味もふくめて出されたということでした。内藤さんは熊本のご出身だったそうです。それは知りませんでした。たくさんのフランス文学関連のお仕事もされたそうですし、大学でお勤めもされてたようです。全く知らなくて、ただ作品そのものにふれていました。エッセイ集に何が書いてあるのかを見ないで、こんなの初めて見た! と思って飛びつきました。
3・森本哲郎さんの『そして、自分への旅』(1980→1987角川文庫)
昔はやたらと教科書に登場しておられた森本哲郎さんですけど、最近は忘れておりました。世界各地の旅をされた本もあったけれど、それはいいから、森本さんが自分を探す旅をされたそうで、その思索の記録みたいなものなんでしょうか。簡単に読めるかなと思って買いました。
4・山口文憲さん(ノンフィクション作家)の『日本ばちかん巡り』(2002→2006ちくま文庫)日本のいろいろな宗教団体をめぐるレポートなのだそうです。知っているところもあるし、知らない団体もあります。日本の与党と深い関係のある宗教法人には取材できなかったみたいで、それは取り上げられていません。400ページもあるし、読み切れるかどうか自信はないけど、興味のあるところだけでも読めたらいいのかなと買ってしまった。
以上の4冊でした。どうも私は物語よりも旅やらエッセイやら、簡単に読めそうなものを求めているんですね。
そんなところだったのかなあ。でも、京都までの往復は最近買った山本周五郎さんの『風雲海南記』(1940)というのを必死になって読みました。まだ読み切ってないけど、414ページまで来ました。やりましたね。
そう、往復を特急にすればいいものを、ビンボーだから、普通で来たので時間はたくさんありました。そう、国宝になったばかりの萬福寺(宇治市?)にも行ってきました。だから、お土産は何もなくて、家族に申し訳なかったんでした。さて、明日はお仕事に行ってきます。早く寝なくちゃ!