今は10日の土曜日の夜です。睡眠不足で、グランプリファイナルの女子の三原舞衣ちゃん(23)を見ようと待っていましたが、しばらく寝てしまいました。自分でも顔が脱力してダラダラに共鳴しているのがわかりました。そういう自分の鳴動で目が覚めたのかもしれない。
とりあえず舞衣ちゃんのショートを見て、納得してパソコンを開きました。彼女は私の知らないところでものすごく苦しい思いをして、一年間はフィギュアスケートからも離れて、まるで鈴木明子さんみたいな苦しい思いをして帰ってきました。今日は2位でした。明日は、どんなフリーになるか、それはわからないけれど、期待しています。見られるものなら見てみたいです。フランスとフィンランドで優勝したというけれど、グランプリシリーズはテレビ放映されなくて、久しぶりに元気な姿を見られました。
別に彼女に深い思い入れはないのだけれど、何となく応援しています。きっと私はそういう風にできているみたいです。
今までもそうだったし、これからもそうなんでしょう。前面でデカデカと出てくる人よりも、ひっそりと地道にコツコツやっている人を応援したい私です。普段は、そういうことを大抵見落としていて、ウッカリしていますから、教えてもらったら、段々応援してしまいます。
ただの判官びいきですか? そうじゃないと思いたいんだけど、それはあるのかもしれません。
(そういえば、1972年の大河ドラマ「新・平家物語」で義経役で強烈に私の印象に残った志垣太郎さん、3月に亡くなっておられたそうですが、今月の12月の初めに息子さんが発表してくれて、亡くなったというのを知りました。どんどん私のあこがれだった方たちがこの世からおられなくなります。私は、しっかり今を生きているだろうか? 気になりますね)
睡眠不足は、昨日の24時から27時まで、クロアチアとブラジルの準々決勝を見ていたからです。
ブラジルは、実力通りに攻め込みますが、ギリギリのところでクロアチアに防がれている。クロアチアは少ないチャンスをそれなりに相手ゴールまで持ってくるけれど、得点はできていなかった。
かくして、予定通りに延長戦に入り、ブラジルのエースのネイマールさんが、これぞスーパースターというような、個人で切り込んで、仲間とのパス交換をしながら、とうとう鉄壁のクロアチアのGKをもかわし、ゴールを決めてしまう。「ああ、やはり、最後はスーパースターが決めるのか。それがワールドカップなのか」と思って、そのまま、試合が終わるものと思っていたら、延長の後半15分のかなり最後の方でクロアチアは同点にして、それがどんなだったか、記憶にないのですが、最後の最後のふとしたエアポケットの時間です。
延長も終わり、問答無用でPK戦になって、魅入られたようにブラジル選手は失敗して、クロアチアは次のステージに進むことになりました。
あんなに試合の流れをつかんでいた人たちなのに、彼らの手元から勝利は逃げてしまい、耐えに耐えたクロアチアの選手たちに勝利は転んできました。
PK戦というのは、つきもののようで、もう一つの試合も2-2でPK戦になり、アルゼンチンがオランダを下したということでした。すべて紙一重のことなのだと思われます。
ブラジルも、オランダも、スペインも、日本も、みんなPK戦で沈んで行きました。みんな、勝つための備えをしていたのに、それでも時の運はあちらこちらへとひらめいていくもののようでした。
テレビばかり見ていてはだめですね。もっと自分のやりたいこと、読みたい本、会いたい人、行きたいところ、すべて実現させて、見るべきものはすべて見ておきたいです。そんな、「見る」ことにばかり熱中しててもダメだけど、やれることはやりたいし、あと少しのところで得点できるのだから、コロコロのキックでいいから、得点したいなあ。相手をよく見てやりたい。
でも、何も見えなくなる私たちなんですけどね。