かつては空を飛ぶ乗り物に乗っていて、どういうわけか足が不安定なところにあって、ズルッと滑ったらそのまま座席から抜け落ちてしまいそうで、「あっ、落ちてしまう」「落ちそう」というところでハッキリ目が覚めることがありました。
何かの不安を抱えていて、それが何かの拍子にフッと出たのか、なんていう解釈をしたものでした。今は、そんなしっかりとした夢を見ることもなくなりました。ずっと浅い夢の中にあって、フッと目が覚めたら、「あれ、まだ１時間くらいしか寝ていないのか。もっと思い切り眠ることができたらいいのに」なんて思うのです。そして、あんまり反省ばかりしていると、次の睡眠にも差し障るので、「もうどうだっていいから、とにかく寝よう。」と意気込むまでもなく、横になったら何とか眠れています。
２時、４時と、いくつも睡眠を区切って寝ているようです。ご苦労なことだと言うのでもなく、こんな睡眠しかとれない自分なのだから、そんなものなのだと受け入れています。
ごくたまに、すぐに眠れないこともありますが、大抵は短いセットで寝て、起きてしています。だから、奥さんとどこかにドライブに行こうかというと、もう近隣へ行くだけなのに、ずっと何度も何度もあくびを繰り返しています。奥さまは、その態度があまりにひどいので、「私と出かけると、あくびばかりしている」と指摘します。まあ、どこに行っても、あくびはしているはずで、奥さんをねらってあくびしているわけではないのですけど、めぐり合わせでそうなっているようです。
明日は火曜日、まだ週の初めです。やらなきゃいけないことはありますが、それより何より、私がしたいことは何なのか？ 自分は今、何を求めているのか、それがわかっていなくて、焦っています。なのに、何もしていない。
「どこかに行くことが、お父さんの何かする、ということなの？」とさっき言われました。それもあるかもしれないけど、どこかへ行くだけではなくて、これから何をしていくのか、それが全く見えなくてモヤモヤします。
私のやりたいことは何か？ これから毎年やって来るあの暑さの中でどんな風に生きていくのか？ 何も方針が立っていないではないですか。私は根っからのグータラ野郎なので、際限なくだらしなくできるでしょう。それは恐ろしいことです。私は何がやりたいのか？ ずっと問われている気がします。
