甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

倶知安、途中下車。

2024年10月12日 21時25分00秒 | きたぐにへの旅

 去年の秋、ピーチ航空に乗って新千歳に行き、そこから千歳市、小樽市、余市町、倶知安、長万部、東室蘭、苫小牧とグルッと函館本線・室蘭本線で一周する旅をしました。誰とも話をする機会はなかったけれど、私としては楽しい旅でした。

 函館本線がなくなるというから、それに乗っておきたかったんです。たぶん、新幹線が通ったら、長万部から倶知安、余市、小樽を通る鉄道は廃止されるでしょう。もう私たちの力ではどうしようもないし、すべては計画通りに進みます。

 そこに住む人たちはそれでいいんだろうか? 新幹線を利用したら、快適な生活が送れるのか? 通学する高校生たちは、バスに乗り換えるか、地元から高校に通うというのをあきらめるか、様々な選択を迫られることでしょう。



 啄木の歌碑がありました。彼は、住んだわけではないけど、通過はしたらしい。

  真夜中の
  倶知安駅におりゆきし
  女の鬢(びん)の古き痍(きず)あと

 そんな女の人に出会ったという啄木の物語です。彼が函館でやっと生活できるようになったというところで火事に遭い、札幌・小樽へ出ていく時に出会った女の人だったのか。

 若き啄木は、それをちゃんとネタにする技術があったんですね。見るところはしっかり見て、胸に刻み、いつまでも残すために作品にした。

 私は、羊蹄山が見たかったんですよ。だから、絶対に倶知安で降りるというのは決めていたんです。


 駅前の食堂で焼き魚定食というのを食べました。これがシンプルなんだけど、身にしみました。お酒でも飲めたらよかったけれど、お昼だったし、誰も飲んでないから、食べられただけで満足しました。

 倶知安駅前に、こんなおいしいものはあるし、


 たまたまフリーマーケットというのか、マルシェというのか、地元の人たちがイベントを楽しんでいる姿も見ることができました。大きなコープのお店もあったから、そこに入れたらよかったんですけど、酒蔵に行って芋焼酎を買うという目的もあったから、そこには寄れませんでした。

 いろいろと達成できないことがありましたね。また、行ってみるかな? まさかねえ。もう行けないと思うんだけど、行きたいのは確かです。

1・初めての町初めての駅前焼き魚しんみり食べてまた汽車に乗る

2・森を縫って函館本線山線は人の暮らしをつなげてたはず


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