やっとスキャンすることができました。表紙はよく見ると蒸気機関車が走っていたんですね。まったくわかりませんでした。とりあえず彩色写真の本であり、こんなすごい洋書がなんと百円ということで、飛びついて買いました。
ついでにフェルメールとコローという画家の作品集も買ったと書きました。
とりあえず、ロッキー山脈です。
最初にスキャンしたのは、少し失敗して下が広くなっています。
Animas Canon と書いてあります。こんな深い谷があり、そこを駆け上がっていく鉄道があるようです。木が一本も生えてなくて、荒涼とした渓谷です。雨も降らないのかもしれない。今も鉄道は走っているんだろうか。
右手の奥のお山、それなりに名前のある山なのかもしれないし、ロッキー山脈にはこうした立派な山がごろごろしているのかもしれません。
下が空きすぎたのが気に入らないけど、すごいところだなというのはわかります。
こちらは、なんというところなのか、不明です。あまりにたくさん説明が付いていて、辞書で調べないとわかりません。
とんがった山がいい感じです。ここには木は生えていませんね。谷沿いに少しだけ緑が見えます。
鉄道は、かなり旧式というのか、アメリカンスタイルの機関車です。口がとんがっているというのか、歯が出ているというのか、ごつい感じの風貌です。こちらに向かっているんでしょうね。
Shoshone 変わったタイトルだなあ。地名か、川なのか、左のとんがった岩のことか。何もわからないです。
汽車はちょうど鉄橋を渡っている。右手の道路は途中で寸断されているのか、木が少ないというのは、ほんとにサッパリしていて、とりつく島がないというのか、荒れた印象を持ってしまいます。
でも、アメリカの人たちからすれば、これがアメリカのワイルドな風景であり、ワシャワシャ木が生えている方が不気味というか、とらえどころがないでしょうね。
そうか。日本の山の風景は、そんなにどこでも味わえるものではなかったのかもしれませんね。
Leadville and Mount Massive リードビルという街とマッシブ山 材木の街なのかな。工場がたくさんあります。煙も出ているし、山には雪が残っている。これは春なのかな。
この写真集、いつごろの出版なんだろう。むしめがねで調べないと、わからないですね。とにかくかなり古いのではないかと思います。
1ドル50セントという定価が書いてあります。日本の古本屋で売られているときには、八百円だったそうです。それが流れ流れて百円になったということです。
本としては、かなりくたびれているけれど、写真というかイラストはそれなりにキレイで、私の変人心はくすぐられます。
もう少しスキャンして、老眼鏡も用意して、辞書で風景の説明を読まなきゃいけません。
ちかごろそういう努力をおこたっていて、ある意味あるがまま、ある意味だらしなく過ごしています。もっとわからないことを解明しなくてはいけません。アタマの脳みそのシワがどんどんなくなっていきますからね。