甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

Rolling Stones /Tattoo You 1981

2021年02月17日 21時58分53秒 | わがまま音楽

 このレコード、いつ買ったんだろう。80年代だと思いたいけど、もっと後かもしれないです。ストーンズが話題になった時、慌ててこっそり買ったのか、それとも中古で安かったからか。

 初めてのローリング・ストーンズが「Tattoo You」だったんです。それから、中古で「Sticky Fingers」(1971)を買う。これは、「ブラウン・シュガー」という曲に惚れて買ったんだと思う。いや、ローリング・ストーンという雑誌の歴代アルバム評の中で、四つ星だったから、買おうと思ったのか?

 ローリング・ストーンズに接するにしても、教養主義・評価の定まったものを聞こうとするのだから、まあ、それくらい私のチャンネルも狭かったんでしょう。FMを聞くわけでもないし、たまたま出会う曲を期待してたら、何にも出会えないし、とにかくロックの歴史を改めてたどろうとしていたようです。

 けれども、折角買ったはいいものの、この「スティッキー……」は、ジャケットにYKKのファスナーがついていて、上げ下げはできるんだけど、この出っ張りが他のレコードを傷つけるんじゃないかと気が気でなくて、いつもレコード棚のすみっこに置かざるを得なかった。せっかくのジャケットデザインではあるんだけど、ありがた迷惑な感じ。

 そして、あまり取り出していなくて、今盤面を見てみたら、聞いてないのか、とてもキレイだった。これも奮発して買ったはずなんだけれど、残念なことでした。

 いつもの反省ですね!


 「Tattoo You」も同じ運命で、うちに請われてやってきたら、棚で永い眠りにつかされていた。

 とはいうものの、1990年の2月、私のまわりの人たちで、コアなファンの人たちは、初来日のストーンズの東京ドームライブを見に行ったようでした。その人たちの余熱を感じながら、自分はそこまでのファンではないなあと半分諦め、半分憧れ、ぜひいろいろ見て来てねと思ってから、もう31年が経過してるんですね。早いもんです(そして、初来日の2月14日がストーンズ記念日に日本ではなってるって、最近ネットで見つけて、こんな記念日作りたがる人がいるんだと感心したんでした)。



 この間私は、たいしたストーンズマニアにもなれなくて、憧れたまま、遠くで見て過ごしてきました。たぶん、このままずっとそうなんでしょう。

 でも、あのドタドタした演奏、淡々としたギター、とらえどころのない曲の雰囲気、ちっともポップではないし、キラキラしてないし、曲の内容もよくわからないんですけど、そういうのが世の中にあるというのをキープしておきたいし、自分はそっちにも振れることができる可能性を持っていたかった。

 私はそのまんま(ぼけた!)オッサンになってしまった。ストーンズのメンバーは今も活躍しています。いつまで続けられるのか、それはわからないけど、私がボンヤリ過ごしていても、あの人たちはずっと同じポジションで、私たちを見てくれていて、有り難い気がします。

 CDのベストは、ウチのどこにあるんだろう。もう何年も見てないけど、たぶん、ウチの中にはあると思います。見つけたら、何年ぶりかで聞くんだけどな。

 そういうとぼけたオッサンに、わたしはなりたい。いや、十分とぼけている!



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