シリアから米軍が撤退するという話は、びっくりしました。シリアに米軍がいること自体がびっくりでした。なるべくよその戦争には加担しないのがトランプ流かと思ったら、そうではありませんでした。
クルド人自治区に米軍は人を出していたそうです。だから、アサドさんとロシア軍も、手が出せなかったんですね。そちらに攻めようと思ったら、米軍にぶつかるわけだから、それは避けていた。
その米軍がいなくなったら、トルコ軍も、アサド・ロシア軍もクルド人自治区に攻め込んでくるかもしれない。ああ、また混乱を招くために、というか、勝手に当事者をぶつけるために米軍は退くのか。
結果が出た後で、トルコ軍を認めるか、それともクルド人自治区を独立させるか(まわりが認めないかもしれないけど)、また混乱・混沌を呼び起こそうとしている。
結果的に、自分たちの利益になれば、当事者たちが争ったとしても、そんなのは知らないと、平気な顔でいることでしょう。
すべてこの方式だから、もめごとは当事者に任せて、利益だけを取るというカタチで行きたいわけだから、東アジアだって、当事者がもう少し話し合えばいいのだけれど、東アジアの国々は、お互いの話し合いはサッパリです。そもそも話し合うつもりがないのでしょう。お互いがバラバラの方が選挙や国民の人気取りの時に、隣国とトラブルを起こせばいいのですから。もう20世紀の手法ですね。
日本と韓国、日本と中国、日本と北朝鮮、全く話し合いのパイプはありません。いつも米国の進んだあとのおこぼれをもらう方式でしか関係づくりができていないので、個々はバラバラです。
韓国と中国、韓国と北朝鮮、これもサッパリみたいです。何も進んでいない。ムン大統領もパフォーマンスばかりな気がする。すべては選挙のための人気取りであって、政策はギクシャクしている。
中国は、大国意識と中華思想で、ヘコヘコする国には尊大な友好関係を見せるだろうけれど、基本は王様外交で、自国の利益・自国の発展しか考えられない。米国と一緒で、あまり余裕がないのでしょう。
いやむしろ、経済の拡大・発展こそが、国民の政治批判意識をそらす最大の武器なので、それ一辺倒でいくでしょう。だから、日本とも、韓国とも、北朝鮮とも、東南アジアとも、中国に奉仕するのであればOK、それ以外は無視しつつ強引に進んでいく。
ああ、東アジアって、バラバラです。どうしたら、みんなで共存共栄できるんだろう。無理なのかな。
そんなのが書きたいわけじゃなかった。私はもうすぐ旅立たねばならないのです。今夜には神戸に出て、そこからフェリーに乗らなくちゃ!
何だか落ち着かないです。でも、まだまだやらなきゃいけないこともあるし、せいぜい頑張ります。